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週に一度の「お魚市」で、安く新鮮な魚を仕入れる

隣町の多度津町で、毎週日曜日の6時からお魚市がある。 廃材天国からは車だと5分ぐらいの所。 実はうちは海から非常に近い立地なのだ。

お魚市と行っても市場ではなく、倉本水産という大きな卸会社がこぢんまりとした市という設定でやってるという趣。 トロ箱単位のものと、一匹単位のものがある。 押しなべて新鮮で安い。

6時から買えるのだが、5時半ぐらいから行っておいた方がいい。 近所の60~80代ぐらいのおっちゃん達と、外人(造船所に働く中国や東南アジア)の若い子らが30人ぐらい待ってる。

5:30ジャストに着くと、兄ちゃんがせっせと発泡スチロールの箱を並べたりしてる。 中国やアジアの若い子が覗き込もうとすると, 魚屋の兄ちゃん、 「ヘイヘイ、まだまだ!!」 と若干インターナショナルな掛け声で追っ払う。

日本人の高齢者の少数の客に対して、アジアの若い客多数という攻勢。

待ってる間のピリピリした空気と、始まってからの怒涛の勢いに圧倒されて現場の写真は撮れてない、、、。


昨日はこれだけ買った。 この天然の鯛が400円、 大きなゲタガレイが一匹150円、 小さなアコウが一匹150円、 アナゴもソコソコのサイズが一匹300と、 かなり安い。

安く買えるというのもいいけど、6時からスタートして、 ワーーーーッとみんなでトロ箱に群がって、 「これ安いぞ!」 「うわこの鯛デカッ。」 という現場のやり取りが面白い。

まだ、今日で3回目だったが、毎回魚の種類が違うのが面白い。 瀬戸内で採れたばかりの地魚でどれも魅力的なものばかり。 外洋の大型魚や養殖物は見たことない。

自給自足をする上で、かける作業のウエイトには本人の嗜好性が大きい。

廃材セルフビルド、 薪がエネルギーの生活、 お米作り、 味噌、梅干、漬物などの保存食、 手作り調味料やオリジナルのレシピ、、、。

と、当たり前にやれる事と、 狩猟や釣りという、頭では「獲れたらええなー。」と思いながらも、 重い腰が上がらない分野がある。

確かにここ丸亀では、猪も鹿もいない。 だけど、車で20~30分もいけば猟をやってる友達は少なくない。

釣りに関しては車で5分で行けるんやから、行けなくはない。

でもねー。 何故かやろうと思わんのよね。

家の材料の廃材にしても似てて、 廃材山ほどもらえるのに、林業やって木を自給しようとか思わんし。

大工の技術に関しても、 ノミやカンナを駆使して仕口や継ぎ手を覚えようとはツユとも思わない。 「チェーンソーで削って、ビス打ちまくればいいじゃん!」 というノリやし。

とにもかくにも、多分野の自給スキルを習得するのも向き不向きで選ぶ必要がある。 「自給するには、アレもコレもやらねば!」 のような、切迫感は全く楽しくない。

自給自足よりも遥かに大事なのは、 「常識的に決まった事でも、自分が納得出来ないものには断じて従わない!」 という信念をすべての動機として生きてる。

家、 仕事や会社、 食べ物、 エネルギー、 医療や保険、 教育や子育て、 金融や投資、 などなど、、、。

これらに関して、ちゃんと自分の納得のいく自分に手の届く範囲の世界で完結出来てるか? 大事なもの順に大枠でもいい。 細かい事を考えすぎるな。

魚も時間をかけて釣りに行くよりも、この魚市が最高。


朝ごはんはアコウの刺身。


アコウのアラのお吸い物。


アナゴを捌くには廃材の裏から釘を打って、目打ちする。


こんな感じ。


お昼ごはんはアナゴの天ぷらと骨センベイ。 濃い目の天出汁にたっぷりショウガを入れるのがいい。


アナゴ用の廃材まな板は、一回で焚き物にする。


夜は鯛の刺身。


ゲタはムニエルに。

と、一日中お魚三昧が楽しめる。

次回行った時には、是非現場の写真を撮ってこよう!!!

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