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耐火煉瓦で牡蠣バーの炉を作る①(土台のブロック積み)

「耐火レンガで炉を作ってくれ。」 同級生の設計士から頼まれた仕事。 人気の設計士なので、あらゆる仕事を同時進行して超人的なスケジュールをこなしてる。

先日、窯焚き中にダブルヘッダーで手掛けて始めてたのがこの仕事。


腰元のブロックを築いて、防水屋にバトンタッチ。 FRPの膜をが乾くのを待ってた。


耐火レンガの炉を築くために、ブロックで立ち上がりを作る。


何段も積み上げる時には「横筋」というブロックを使い、異経鉄筋を入れる。 ブロックの作業は一軒目の廃材の家の五右衛門風呂を作る時にブッツケ本番でやって以来。 モルタルの錬り加減さえ押さえておけば、何てことはない作業。


鉄筋を入れた面を仕上げて、今度は内側にもブロックを積み始める。 コの字に二重に築いたブロックの立ち上がりの上に炉を作る。

この施主は牡蠣の養殖をされてて、自宅に牡蠣バーを作りたくてリフォーム中。 牡蠣のハイシーズンには牡蠣剥きが忙しくて、買いものに行くのも煩わしいとか。 色々食べ方を聞いたけど、ビックリしたのは牡蠣ばっかりでマーボー牡蠣!? この仕事のお陰で今年は美味しい牡蠣にありつけそう♪

ナゼこんな仕事が次々と来るのか? ブロックやレンガを積むのなら左官職人の仕事。 僕にはプロの職人程にはピシッとした仕事は出来ないのに。

陶芸の窯、五右衛門風呂、薪の調理台、ピザ窯、薪ストーブ、とあらゆる窯や炉を自作してるというのと、日々をそれらを使い倒してるから。 要するに火の扱いのプロという所で、頼まれる仕事。 工務店や設計士といえども、実際に工事が始まってから、施主の意向で変更に次ぐ変更というのも珍しくない。 特に今回は牡蠣を中心に据えた炉端焼きのための炉。 こうなると、火を扱う炉というだけじゃなく、料理のための使い勝手という事も含まれる。 薪での料理のみならず、ヘビーデューティーなキッチンの設計なら、僕は超自信がある。

こうした方が使いやすいという事以外にも、耐火や断熱、木部の炭化のリスクなども考慮してデザインする。

http://kadoya.ashita-sanuki.jp/e696847.html 先日仕込んでたハムの下準備が熟成期間を終えた。


70℃で40分茹でる。 これ以上温度を上げないのがコツ。


いい感じに出来上がった。 塩分、ハーブの風味も申し分ない。 大量のアサツキ(細いネギ)とポメリーのマスタード、ピンクペッパーという薬味でハムの力を相乗させる。 さすがに、コレには純米酒というよりはフルボディーの赤ワインやねー!

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