top of page

廃材を使って、廃材の家をリフォーム②

この間からやってる、風呂の脱衣室から裏の寝室に行く通路の部屋化。 http://kadoya.ashita-sanuki.jp/e756163.html


天井には薄いベニヤを張り付けるだけ。 トイレの窓に網戸がなかったので、この際つけておく。


胴縁のような細い角材をビス留めして枠を作って、網戸用の網をガンタッカーで留める。 この方式の網戸は廃材天国内ではいくつも採用されてる。 元々のアルミサッシに網戸がついてる場合はそれを使ってるし、なれけばこうして自作するのみ。


ウロコ壁側の天井はガタガタして合わせづらい。 ベニヤを当てては鉛筆で印してカットの繰り返しでガタガタのサイズに合わせてゆく。


部屋内部から天井を見た様子。 どうしても、こういう微妙な隙間をなくすのは難しい。


これで問題解決。 床下の隙間埋めにも使った粘土。 今回は切りワラと砂を混ぜた。 ワラはヒビ割れを防ぐ繊維として、砂もひび割れ防止の骨材として。 陶芸に使うための粘土なので超粘性が強くて、収縮が大きいから。 結構な隙間なのでコーキングを大量に使うのはもったいない。 とにかく買わなくちゃいけないものは出来るだけ使わない。


アルミの戸をつけるために入れた角材と電柱の隙間にも詰める。


こっちのウロコ壁との隙間もかなり大きい。


グリグリ詰め込むだけなので、超簡単に密封できる。 今は夏の蚊対策でやってるけど、ここまでやっとけば冬の隙間風対策としてもバッチリ。


天井も張り終えた。


風呂の焚き物用に積み込んである大工さんの木端で、戸の上を埋めた。


これで完成。


これで、脱衣室から寝室までの通路が部屋になった。


今まではこの左のサッシから一旦外に出て、寝室に向かってた。 今回のリフォームで、外に出ずに寝室に行けるようになったので、蚊の侵入が大幅に減る。

こういう、「ここをこうすれば快適になるなー。」という思いつきを即実行する。 実際に作業に要した時間は2日半ぐらいのもの。 しかも、何も買わずに廃材だけで出来るんやからね。

最近では色々廃材のストックもあるし、解体現場に通うこともなくなった。 僕の付き合ってる解体屋の一つだけでも、毎日10カ所程の現場をかけもちして壊しまくってる。 そこでは材木だけでなく、今回の使ったようなアルミの戸なんかはグシャグシャに潰されて棄てられる。

もっとも、アルミは売れるのでまとめて換金する。 それだって、キロ200円とか微々たるお金にしかならない。 アルミサッシ一組なんか買えば数万円やからね。

木材と違って、サッシ関係は解体作業に入る前の養生や瓦の作業中に取らせてもらう。 解体屋の社長と付き合う中で、「いつも廃材もろてくれて助かるわ~。」と言われるようになれば、こちらのお願いにも応じてくれる。 何より、現場の職人たちとの人間関係が一番大事。 そこらへんは回数通って自分で習得せよ!!!

bottom of page