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【廃材で子ども部屋を作る】廃材アルミサッシのもらい方と使い方

二階の下の部屋化進行中。 床が出来たんで、次は壁。

まずは入口、窓を決める。 うちの廃材建築ではそれらの大半はアルミサッシ。 アルミサッシが一番隙間なく手軽に施工出来て、後々の使い勝手からメンテナンスまで最高にいい。 いくつか木製サッシや昔の建具なんかも採用してるけど、圧倒的に少ない。


サッシ置き場を物色して、丁度よさそうなのを探す。


大きな入口用の引き戸から窓、ドアと色々ある。 これらは解体現場から自分で獲って来た貴重な戦利品。 たまに、「サッシもらえません?」と、簡単に頼まれるけど、よほどの条件でない限りは譲る事はない。

材木関係の廃材は電話一本で持ってきてくれるけれど、このアルミサッシはそうはいかない。 そもそも、アルミは高値で売れるのだ。 産廃処理費のかさむ木材の廃材とは扱いが違う。

それでも、解体屋と仲良くなれば獲らせてもらえる。 解体に入る直前の足場や養生してる間と、瓦を外してる間、2日ぐらいは猶予がある。 それよりも前はNG。 解体の決まった家でも、「好き放題獲ってくれたらええよ。」という施主は中々いない。 解体屋の職人と施主との間に入って、上手く話を進めてもらえる方向にもっていく交渉が必須。

で、OKが出ると速やかに任務を遂行しなければならない。 サッシの窓や戸そのものはすぐに取り外せる。 枠が肝。

枠が頑丈にシールされて、壁面にくっついてる場合などは丁寧にバールを使う必要がある。 丁寧と言っても、ある程度はハンマーで叩かないと外れないので、壊さず外すのは慣れが要る。 一番いいのは、築60年以上の古民家。 木製サッシをアルミサッシに替えたようなケースはビスだけで外せて楽々。 まあ、ケースバイケース。 とにかくついてるもんは何とか工夫すれば外せる。


雨ざらしの草まみれでほったらかしでもアルミサッシは傷んだりしないのも魅力の一つ。 こうして洗うだけでピカピカに蘇る。


この入口用のサッシは下のレールがなくて、右の長いレールを切って組み合わせた。 サッシはメーカーや時代によって規格が超多いので、滅多にこういう荒技は通用しない。 戸車の交換もメーカーが明らかでないとすぐには難しい。


こんな感じでまず枠とサッシを入れる。 外枠は後で作る。


こんな感じ。


窓も入れていく。 出来るだけ大きい窓を優先して採用した。


子どもたちが居ると「ここ持っといてくれ!」とか、超助かる。 後、手が離せない時に、「水平機取ってー!」とかも。 にこちゃんでも大抵の道具の名前を覚えてきた。 「90㎜のビス!」というとサッと反応出来るので、凄い。


筋交いのある真ん中で仕切って2部屋にするので、手前の部屋の入口はドアにした。

このドアは本来外開きだけど、筋かいと階段があるので、内開きにせざるを得なかった。 鍵が外からしかかからないという問題があるけど、、、。 どのみち家そのものに鍵をかけないので、この部屋だけが鍵がかからないというのは問題にならない。

という風に壁を作るにあたっては、アルミサッシが一番という話。

解体現場で毎日のように棄てられてるのだ。 いくら高値で買い取られるとは言え、㌔200円とか。 サッシ数セット分のアルミ代なんてたかがしれてる。 何度か廃材を受け入れて、解体屋と知り合いになれば、現場に入るのは難しくはない。

何せタダでこんなに快適な材料が手に入るのだ。

獲りにいかない訳にはいかなのだ!!!

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