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【古民家改修】安くて手早く内装工事するポイント

丸亀市内での、民家の改修工事。

納屋を利用してうちわ工房にして、母屋をゲストハウスにするための台所の改修。

納屋の改装スタート

うちわ工房完成

母屋のキッチン改装(外壁、屋根)

ここから内装工事に入る。


ここは畳を撤去して、フローリングを張ってる所。


昔の家は必ずしも直角じゃあない。 フローリング材を最後に微妙に斜めにカットする場面がある。 その時、平行定規は使えないので、こうしてクランプで仮の定規を留めておいて縦挽きする。 土歩もこういうスキルを覚えつつある。


こちらは根太はしっかりしているものの、昔のフローリング材が傷んでるので上張りする。


廊下の上が丁度屋根の「谷」で、一番雨漏りしてて腐ってた部分。


フローリングと天井完成。 天井にはOSB合板を張った。


こちらの二部屋も同じく、OSB合板の天井にした。


壁面は杉の羽目板を張る。


土歩とフミくんとでジャンジャン進める。


反対側も。


キッチンに換気扇がなかったので、壁に穴を開ける。


真っ白なキッチンパネルを張る。


換気扇もついて、キッチンと客席を仕切るカウンター作り。


両開き用の蝶番。


付属の細い棒でバネを押して、これも付属のちっちゃなピンを入れる。 この調整で、扉の動きを設定出来るようになってる。


扉が完成して、ミニの手洗いも付けた。


冷蔵庫を入れて、カウンターテーブルも作った。


内側からのビュー。


これで全部完成!


後日、フミくんが自分で漆喰を塗ってるのを見に行った。 既調合の真っ白な漆喰より、少しクリーム色でいい感じ。 解体で出た土をフルイにかけて、消石灰とスサを混ぜるというのを教えて、 フルイや攪拌機、練りダルなども貸してあげてた。


フミくん作のいい感じのテーブルも出来てた。 地元のジョイというホームセンターで、スタッフに相談して材料をカットしてもらって、ビスで組み立てたそう。 これが完成度高くてビックリした!

ホームセンターのカットサービスは非常に安い。 大抵ワンカット30円などでやってもらえる。 僕もドアのカットなど、何度かやってもらった事がある。 パネルソーという大型の機械でカットするので超正確な寸法に仕上がる。

しかも、今回のフミくんのテーブルは写真のものが3台。 それを作るために、どの材料からどういう風に部品を取るかという所まで、 プロのおっちゃんが的確に計算して教えてくれたそうな。 脚も最初は4本脚にしようとしてた所を、こういうオシャレなデザインを提案してくれたんだとか。

それにしても、今回の改修工事も結果オーライというか、何とかなってよかった。

納屋の梁の腐りもヤバかったけど、風呂の角の柱の腐りも相当だった。 どちらも、工務店なり建築会社であれば、後々の責任もあるので、こんな応急的な直し方はしない。 もちろん、彼らの立場であれば理解出来る。

しかし! 金を出すのは施主であり、今後その家を使うのも施主なのだ。

施主が納得をして出せる予算の範囲内で、希望に添う内容の工事が望ましい。 たくさんの予算を組んで、キレイに直るのは当たり前。

一部施主も工事を出来るアドバイスをすれば、結構出来る部分もある。 そういう部分を増やせばかなり安く出来るし。

一番分かりやすいのは「相見積もり」と言って、何社か同時に見積もりを取るのが望ましい。 昔堅気の大工さんなどは嫌がるが、今では常識的。

何よりも安くつくだけじゃなくて、楽しいのがDIY。 そのためにソコソコ道具を揃えたり、YOU TUBEで調べてやってると、どんどん出来る範囲が増えてくる。

家の改修工事って、一回張り込めばそれで終わりではないぞ! また数年後にどこやかしこを直す必要が出てくる。 そのちょこっとした時に自分で出来るぐらい最強なスキルはないんだ!!!

ホームセンターで水平器や玄翁を選ぶのも楽しいもんやし♪

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