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軽トラで取りに行くと1tが2,000円の砕石


雨が続いて、軒下の地面がぬかるんでる。 讃岐の方言では「じゅるい」と言う。


天ぷらカーの駐車スペースの方も。

車で15分の所に採石場があり、1t2000円で積んでくれる。 しかも、こういう長雨の後は生産できてないから、採石現場まで行かなくていいのもいい。 山の採石場から降りた、麓の砕石置き場にストックしてあるのを積んでくれる。

以前はこういう資材を投入するのも、「出来るだけ買わなぞ!」と渋ってた。 今年の3月に、思い切って軽トラに3車庭に敷いた。

最初の動機は、お客のパリッとした車にヨソ行きの靴が汚れないようにするため。 たった3車の砂利を敷く。 費用も労力もたかがしれてる。 それだけで、雨の時にもベトベトにならずに超快適になった。

お客だけでなく、自分たちの雨ライフがこんなに快適になるんならもっと早よしとったらよかった! こういうことって少なくない。 ちょっとした資材と労力で快適な生活になる。

家の材料に関して、「廃材天国」の名に恥じぬよう、100%廃材というスペックを保ってる。 それだって、ビスやコーキング、セメント、各種金物は買ってる。 自分の中で「これは値段相応の価値がある」と認めるものは買う。

現代の自給自足の形態の理想形は「半農半X」なのだ。 全くもって社会生活を拒絶するのは自分自身が楽しくない。 しかも、Xの部分に当てはまるのは単にパートやアルバイトという現金を得る手段であってはならない。 そこに崇高な目的があればある程、いい意味での自己満足が得られる。

「半農半X」という言葉の創設者、塩見さんによると、「X」は「志」 とある。 自分の個性、特技、長所、つまり好きな事やしたい事を活かしながら、社会にも役立ち貢献できる事。 その結果、それが仕事となり現金収入にもなる。

仮にそのXによる収入が少なくとも、「半農」生活による、出費の少なさで、十分生活できるし、食べていける。 それが自分の時間を自由にできる、ストレスもない楽な生活なのだ。

うちの場合はXの部分が広範に及び、夫婦共々頼まれる仕事が多くなってきた。 しかし、自分の日々の手作りの生活に支障をきたすようになってはいけない。 3食薪で料理をする事や、その焚き物作りは最優先なのだ。


これがアフター。


こちらもよくなった。

砂利の作業はあっという間に終わったので、その後は草刈り。


更にその後、種まきをした。 ここの所、あっこちゃんがお菓子の注文があって、忙しい。 最近、菜園の担当は彼女という事になってるけど、久し振りに僕がやった。

こういう役割分担にしても、臨機応変にやっていかないといけない。 お互い色々やってる中で、これは時期を逃すとまずいという事で僕が蒔いた。

料理や洗いものなんかにしても、どっちがやると言う決まりはない。 僕が外で労働してたら彼女がする。 彼女が忙しければ僕がする。

それは理想的に動いてる訳ではない。 洗たくなんかは僕にやらせると、テキトーにやっつけて自分の思い通りにならないので、彼女が譲らない。 料理にしたって、お互いの好みのものを作るので、勝手にほったらかしで任せてはおけないのだ。

そういう火花を散らせるバトルじみた空気の中で、共存する。 うちの場合はそれでバランスを保ってる。 ケンカもしなくて中睦まじいというのは、嘘だぞ。 お互いの主張を遠慮せずに出せば当然ケンカだ。

そのケンカの結果、どういう折り合いのつけ方をするか? それが重要なのだ!!!

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