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腐りかけた柱をジャッキアップして、入れ替える工程③

ここの所、廃材ソーラーの乗った軒の柱の入れ替えで遊んでる。


木の電柱の根元のコンクリも固まった。 ユンボで掘った大穴も埋め戻した。


一旦外しておいた、筋交いを入れないといけない。


電柱に手ノコで切り目を入れる。


適当にチェーンソーでバリバリッと削る。


削り過ぎないように、何度も当ててはチョイ削りを繰り返して、バッチリ決まった。


元通り入った。


根元はビスで仮留めしておいて、コーチスクリューで本留めする。


仮の柱を外すために、足元のブロックをハツリで破壊。


無事に仮の柱を倒せた。


手前の柱もついでにチェックしとこう。

根元のウロコ板を一周分外すと、、、!!! ズシッ! 「ヤバイ!!!」 と即座に逃げた。 実際には、数センチ下がったぐらいだったが、超怖かった。


これも、慌ててジャッキで持ち上げて、仮の柱を突っ張った。


ダルマ落としのように柱をカット。 前回の柱よりは、腐りが進んではないが、コンクリの奥の方はボソボソなんだと思われる。


コンクリギリギリまで柱を削った。 今回は違ったアイデアを思いついた。 何しろ、コンクリの塊を掘り返すのにユンボで大穴を掘って作業のボリュームが大きくなる。 今回は、このコンクリをそのままにして、柱を受ける作戦。 まず、アンカーを打ち込む。


ハンマードリルで、下穴を開ける。 これはアンカーによって、決められたサイズがある。


スッポリとアンカーを入れる。


今度はハンマードリルのキリをこんなアタッチメントに替える。


これで上からガリガリ振動を加えると、アンカーの中の鉄板が開いてコンクリに食い込む。 こういう仕組みで、強烈に固定される。


そのアンカーに寸切りボルト、ナット、座金とで、こんな風なものを作る。


もう一本作って、型枠を作る。


柱の裏にはコーチスクリューを入れる。


よく突っつきながら、コンクリを流し込む。


さっき破壊したブロックのガラや石などを入れる。 こうすると、コンクリの量を節約出来る上に強度も上がる。


どんどん流し込む。


一杯まで入れた。 雨が裾に溜まらないように、少し型枠を低くしたが、これではコンクリが流れて柱の裾が詰まらない。


5㎝ぐらい型枠を付け足して、柱の根元にしっかりとコンクリを詰めた。


こんな感じ。 既存のコンクリの基礎が上がり、腐った柱を除去した分を補う形。 このやり方は前回よりも圧倒的に速い。

二本目の柱の入れ替えも同じようにやるのでは、面白みがない。 自分の作業に対するモチベーションが上がらない。

やはり、こういう工夫のアイデアを閃くのが楽しい。 そしてそれを形にするまで、あーだこーだ考えながらの作業で更に色々と発展する。

「おっと、それならアレを使えるぞ!」 と、大工さんの廃材のコンパネで型枠作ったり。

「さっきのガラをコンクリに入れよう!」 「確かレンガの割れたのがあったな。」 と、思いつく。

必要な廃材を物色するのと同時に、不必要なガラなんかを埋め込むというのも大事。 特に赤レンガの割れたのなんかは、廃コンクリを引き取ってもらy時には混ざってない方がいい。

廃材利用で自分の家を完結させる事は、 常にこういう創意工夫の連続。

当然、作業で出た木の廃材は、ただちに焚き物として活用したり。

すべてを自分のアイデアと労力とで、無駄なくソツなく完結させる。 この「ミニマムさ」がいい。

自給自足とは、その積み重ね。

医食住、エネルギーの自給! とか言うと、何か大それた大変な事のように聞こえる。

一からイキナリ全部を見て、圧倒されるな。 一、二、三、、、と積み重ねる事で、このような暮らしを実現させる事が出来るんだ!!!

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