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満月屋さんがハイエースを改造して、天ぷらカーにした工程

香川県内で3台目(たぶん)となるWVO天ぷらかー改造。 WVOとはウェイステッド・ベジタブル・オイルの略。 通称「天ぷらカー」。 先日廃材天国で給油した後、満月屋の岩本さんは高知、徳島と天ぷらかーメンテナンスの旅の後、高松の「わあい」に到着。


わあいの大屋敷さんは20万キロ以上走ってる古いハイエースを選択。 早速岩本さんが改造に着手してた。


うちのボンゴ、満月屋のダットラ、改造中のハイエース。


ハイエースは完成度が高く、座席下のエンジンルームにスペースがほとんどない。 このバンパーを外した裏のスペースに何とか熱交換器を設置するそうな。


あまりにも余裕がなく、本来の燃料フィルターをどかして6ポート(軽油と天ぷら油の切り替え弁)をつける。


これがボンゴのエンジンルーム。 同じ座席下という条件でも広さの差が凄い。 なぜならボンゴはちょっとだけボンネットがあり、ラジエーターやバッテリーはここにはないから。 行ったついでに岩本さんが僕の改造の手直しをしてくれてた。 車本来の燃料タンクに天ぷら油を入れるようにして、軽油はボンネットの中に収めた時の改造によって、岩本さんが改造してくれた当時と配管がガラッと変わってたから。 特に6ポートから噴射ポンプまでのホースの距離は短いほどいい。 それを縮めてくれてた。


これがダットラのエンジンルーム。 広さの違いが歴然。


邪魔になって一旦外した元々ついてた燃料フィルターは工具ボックスへと移動。


ここへ熱交換器を取り付ける。


これも大事な電気系統の仕事。 6ポートは電気的に切り替えるため、スイッチの配線が必要。 ヒューズボックスを開けて、適当なヒューズと兼ねる。

今回、うちの車以外の車の天ぷらかー化の一部始終を見れた。 作業の合間に岩本さんの使う、マニアックな「麗し工具」も教えて頂いた。 こういう作業にマニュアルはない。 しょっちゅイレギュラーが起きるのが普通。 やっぱり経験がものを言う。 60台以上の天ぷらかーを手掛けてきた岩本さんの技を少しでも盗みたかったので、行ってよかった。

うちのマツダボンゴなら、一人で天ぷらかー化出来る自信はついた。 メンテナンス上の肝も分かった。 今後重要なのは今は調子いいとしても、いつかはボンゴから乗り換える時が来る。 その時は他のディーゼル車を自力で天ぷらかー化したい。 もちろん、今のボンゴの使い勝手は超気にいってるので、またボンゴの中古を探してもいい。 でも、わざわざ中古車屋で買うという選択肢は避けたい。 うまい具合にご縁で出会えるように、今後も情報発信を続けよう。 廃材も車も4kw分のソーラーパネルでさえ、もらって何とか手に入れてきた。

「どっかに〇〇がないですかね?」 期限を設定せずに、前もって声をかけておくと必ず出てくる。 この国では使えるものでも、金にならないものは必ずもらえる。

国道沿いの中古車屋で20~30万で売られてるものは以前のオーナーが下取りに出す時の価値はないに等しい。 じゃあ、そういう車を5万で買い取るからという条件にすればいい。 0円で中古車屋に引き取られる所を5万になるなら誰だってそっちの方がいい。

狙い目は平成10年前後で走行距離10万㌔~15万㌔のディーゼル車で買い取り価格の低い車。

このブログの読者の車や会社の車で、買い替え時に出るのがあればご一報頂きたい。 haizaitengoku@gmail.comまで。 うちですぐに必要な訳ではないけれど、出たタイミングで買い取って名義変更して配車手続きをして、ナンバーを抹消して庭の片隅に保管しておく。 以前にも軽バンや軽トラをそのようにして保管しておいて、今乗ってるが潰れたら車検を取るようにしてた。

置く場所があるのなら超おススメ!

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