top of page

本格的な藁包み納豆の作り方

麹作りも繰り返しやってきて、随分板についてきた。

去年完成させた、麹醗酵器のお陰でサクサク生産できる。 http://kadoya.ashita-sanuki.jp/e814789.html このせいでお米を醸し放題という、夢のような毎日が実現した。 嗜好品の自給は冬はお米、夏は麦というペースが完全に自分のものになった。

手作り味噌用には「袋麹」というお米の袋で仕込むやり方。 http://kadoya.ashita-sanuki.jp/e823508.html この記事の後にももう一回やって、麹8㌔に大豆8㌔を2回仕込んだ。

それで、炊いた大豆を少し残して煮豆やチリコンカンなど色々豆料理に使ってる。 でも、豆料理って色々あるにはあるけど、豆のままでは段々と飽きてくる。

以前一回作って以来手作りしてない納豆を作ろう! 思い立ったら、すぐに本棚を物色。 農文協の本の中から納豆の作り方の本を調べる。 前は市販の納豆を混ぜて作ったので、今回は藁に包む本格的なやり方でやろう。 藁の中に自然に納豆菌が存在してるというのは有名だが、やった事はない。


畑の隅に作ったミニパイプハウスを利用した農具置き場。 この中に藁をストックしてある。


適当に取る。


雑菌を殺すためにお湯に通す。 納豆菌は強いので死なないそうな。


シビを外して、掃除する。


豆を入れやすい形にする。


熱々の豆を入れる。


隙間から豆が覗かないように藁で縛る。


新聞で包み麹の醗酵器に入れる。


これで保温シートのダイヤルをMAXに。 納豆菌は麹菌よりも温度が高い必要がある。


一昼夜放っておくと何とか糸を引いてる。


豆と納豆の中間という感じ。


混ぜると何とか粘って、納豆ぽくなった。 美味しいには美味しいけど、本格的な納豆には届かなかった。 これはもう一度チャレンジして完成度を高めたいもの。

という具合に、手作り=いきなり大成功というばかりではない。 大幅に失敗すると中々次にチャレンジするモチベーションを高めにくい。

しかし! 一回失敗したぐらいで、諦めては手作り生活を楽しめない。 こういう手作り品は手順さえぬかりなければ確実に出来るのだ。

学校と会社での失敗とは次元が違うのだ。 比較や競争という中での成功や失敗では、一部の人間しか成功しない事がハッキリしてる。 そこで「やれば出来るんだ!」と気合いで踏ん張った所で、向いてない勉強なり仕事では結果は出せないに決まってる。 これに反論の余地はない。 もちろん向いてる者や楽しめる者はやったらいい。

対照的に、麹菌なり納豆菌の管理は全員が成功出来得るのだ。 今回の反省点は加温。 麹の醗酵器では温度が足らなかったと思われる。 やはりコタツがいいと思う。 コタツにサーモスタットをつけて管理するのが良さそうと考え中。

bottom of page