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手作りのイカの塩辛の作り方

最近食事の様子をあまりアップしていない。 あっこちゃんが、イチイチ「ブログで見たんですけど、美味しそうですね~。」と言われるのが苦になるそうなんで、、、。

春の野草料理、たくさん頂いたワラビ、竹の子、ヒジキ、オゴ(これも海草)、怒涛のように押し寄せる食材をいかに美味しく頂くか? それと、瀬戸内の魚介は積極的に仕入れる。 最近だと、サワラが美味しい。 サワラの真子とソラマメの煮物なんか最高やし!

そういう酒の肴は日々考えてる。 ご飯を食べない日がないように、酒を呑まない日もまた一日もない。

今日は何をアテに呑もうか? 作業してても、仕入れた魚を味噌漬けにしたり、ちゃっちゃと仕込んでおく。


新鮮なスルメイカを見たので、塩辛にしようと仕入れた。 スルメイカって安いからねー。


まずは手早くバラす。


肝は大量の粗塩でまぶす。


皮を丁寧に取る。 ゲソは包丁でしごいて粗方取る。

イカの塩辛にも色々なやり方がある。 銅の部分だけを使うのや、反対にエンペラやゲソだけを使ったり。 旨みが強いのは銅の部分だけと肝を全部使うやり方。


でも、銅だけで作るとすぐになくなってしまうんで、今回は全部入れ! こうして塩を振って、大きめのビニールで包んで冷蔵庫で一晩置く。 味付けのための塩もここで決まるのだが、浸透圧により水分を抜くのが一番の目的。


肝も身も一晩置いた状態。 塩の影響で、水分が出て締まってる。


中を開くと肝のネットリ感に拍車がかかり、超絶な濃厚さ。


中身をしごき出す。


銅、ゲソ、エンペラから出た水分はサラシでよくふき取る。


全部を切って混ぜる。


一日に何度かは混ぜながら、3日目の状態。 このぐらいトロトロになってくると味は最高潮!!

仕込みに30分と後は食べながら毎日混ぜるだけ。 あっこちゃんの料理と別に自分の肴はちょこちょこ仕込む。

女と男、大人と子どもでは味付けも好みも違うのだ。 家族全員が同じ料理を同じ味付けで食べるのは土台無理を生む。 3世代同居ならお年寄りには甘い煮物が必要やし。 「これが体にいいんだから。」というのは押し付けでしかなく、受け入れ難い者からすれば拷問でしかない。

自分好みの味って自分でしか作れない。


これも最近作ったもの。 本格辛子明太子! 2回目やけど、上出来。

晩の酒の肴も年に365回しか味わえない。 しかも、季節ごとに変化しながらも次々と押し寄せる魚や野菜、野草、薬味の種類たるや数え切れない。 それらの組み合わせたるや文字通り無限だ!

毎日食材から閃く直感料理も趣味と実益を兼ねてるのだ!!!

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