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廃材で簡単に軒を作るノウハウ


現場に搬入した廃材。 いよいよコイツの出番!


こんな感じでコンパネで作った台の上に置く。 各種サイズ違いの廃材を一覧出来るよう、並べておいて、 必要な材をサッと取れるようにしておく。


ジャン! カンナを当てると、新品同様に蘇る。


コンクリビスで地面に固定して、壁を作る。 この壁が奥のキッチンや風呂部分と、手前のアトリエ部分の仕切りになる。


裏にもコンパネを張る。


今回はマサだけでなく、新たな助っ人に来てもらった。 これは、ディスクグラインダーに40番のディスクパッドで磨いてる所。 カンナをかけるまでもないが、ソコソコキレイにしたい時に便利。


コレ。 実は、カンナを当てられない理由があった。 廃材に食い込んだ釘を抜こうにも、腐ってて抜けずに折れまくった。 そういう時には、これで磨くしかない。

今回の助っ人は東京から香川に移住してきたユウキくん。 かつて廃材天国見学会にも来てくれた。 彼も古民家を借りて、自分でリフォームしながら住んでる。 彼は本職は美装屋という、補修の職人。 週の半分ぐらい仕事をして、後の半分は自給的な暮らしを実践しつつある。


部材の長さを計ってカットし、磨いてためておく。


前回の記事で作っドアから出た裏に軒を作るため。 裏にはコンクリート化されていない小川があり、藪がある。 いつも休憩の時には、ここでお茶を飲んで癒された。

まず矢印の薄い材を壁にくっつける。 この材ごとハンマードリルで下穴を開けて、コンクリビスで固定。


その壁の材と、柱とに斜めの梁を乗せる。


下の工具がハンマードリル。 金物と地面にコンクリビスを固定して、柱を留めてある。


これを3セット作る。


上にも同じ角材を10本乗せて固定、筋交いも入れる。 筋交いの角度を取るのは、実際の材をあてがって現場で墨付けする。 こういう軒は一日の作業で出来る。 ここに、洗濯物を干したり洗濯機を置いたりする。


ポリカの波板を張った状態。 ボイラーの煙突を付けた後に、煙突の部分だけ切り抜いてガルバの波板に替えた。


今回付けたのは、長府の薪ボイラーのロングタイプ。 今までの旧型の薪ボイラーは30㎝ぐらいの薪しか入らなかった。 これは50㎝までの薪が入る。

毎日焚く風呂の薪を作るのには出来るだけ省力化したい。 短い薪よりも、長い薪の方が圧倒的に薪作りが楽。

ちなみに、廃材天国の五右衛門風呂は90㎝まで入るようにカスタムした。 元々はうちも50㎝ぐらいだったのが、去年の秋の五右衛門風呂のアクシデントの際に、焚口を手前に出して、長い薪が入るようにした。 今は薪作りが楽になっただけでなく、長い薪が入る事で、追い焚きの回数が減って、風呂焚きも楽になった。

自給自足において、様々な日常作業を楽にこなせる環境を整えるのが、最重要課題だ。 貧しくて、苦労するのが自給自足ではないぞ。 悠々自適、最先端の生活が、廃材天国の提案する自給的生活なのだ!!!

ルナティカナパの改装は次回に続くよ~!

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