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屋根を廃材のバラバラの瓦で葺く驚きの工法②

風呂建屋の脱衣室部分からの雨漏りを直そうとして始めたリフォーム。 脱衣室の大幅な拡張で、いい感じのボリュームの作業になってきた。


前日に張ったビニールを更に重ねて二重に張る。 この時期が風が吹くので、テープでアチコチ留めながら。


ビニールハウスのビニールが防水の要。 このブルーシートは上に置く廃瓦から防水ビニールを保護するための養生材。 こういうシート類も色々集まってきたのが多種に渡る。 ベストはトラックのシートやけど、上にしっかりと何かを乗せて隠してしまえば半永久的にもつ。


廃瓦を乗せる前に、前回の屋根材の製材所の廃材が邪魔なので整理する。 ボロボロな上にかなり湿ってるので、こうして積み込んでおく。 キチンと乾燥すれば焚きつけにもってこい。 廃材建築の材料は傷むとこうして焚き物になる。


これがお楽しみの廃瓦。 以前、大屋根の葺き替えで解体屋に持ってきてもらったのが余ってるのと、去年家2軒解体した時に出た分。 タダでもらえる廃材で、屋根材として腐らないというとコレに帰結する。 金物系はクズ鉄に売れるからタダではもらえないし、プラスチックなどの石油製品は長い目で見ると紫外線によって分解されてしまう。


タイヤショベルのバケットですくって、屋根の上に持ち上げる。


これで当初の目的であった屋根の葺き替え完了。


それぞれ別々のデザインの屋根というのも気に行ってたけど、同じ廃瓦になって統一感が出た。 こんなものはいかようにでも解釈できる。 自分次第。 変なこだわりを手放してしまえばデザインなんて結果オーライ。

というか、、、。 「廃材だけでやる。」 「買わない。」 「プロに頼まない。」 「完璧を目指さない。」 「労力は最小限に。」 「実質本位。」 これらのコンセプトによって、ごく自然なブッツケヤッツケ作業になる。 で、最終的に自分の納得のいく仕上がりに導かれるという流れ。

全て自分で工事をやる。 使うのも自分。 今後また直すのも自分。 これで責任を持ってテキトーな作業が叶う。 他人からの評価も耐久性も全く気にしなくて済む。

金をもらう場合の廃材建築に伴う責任感と、自分で自分のために工事するのとではかなり違う。 キッチリとした仕事はいい意味で、「ええ仕事したなー。」という充足感がある。 でも自分のためなら、「今回ちょこちょこっと直しといて、問題が起きればまた直せばいい。」という軽いノリで取りかかれるのがいい。

自分の日当はタダだ! その時間の自由と気持ちの余裕を掴みとれ!!

要らんコト辞めて♪

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