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【漆喰塗り】左官職人に電話で聞いて、ぶっつけ本番でやってみた

いよいよ、ワクワクの左官作業開始。


真ん中のおろし土と左の藁スサに砂を混ぜる。 それが中塗という土壁の材料。 なぜかスサはうなぎ用飼料という袋に入ってる。 右のは漆喰。


おろし土1袋に、砂1、5、藁スサが袋の4分の1。 水を適当に混ぜながら塗りやすい柔らかさにする。

これは現場から左官の友達に電話で聞いた。 何しろ、初めてやしブッツケ本番。


通路の突きあたりの荒壁に塗りつけていく。


完成。 中塗の材料は気持ちよくフラットな壁が塗れる。


前日にプライマーを塗って、乾いた所。 奥が深かったので、モルタルの余ったのを詰めてた。


こんな感じ。


漆喰の袋に書いてある規定量の水で錬る。 「ええっ!?」とビックリするぐらいのトロトロさ。


どんなコテで塗ったらいいのかのも左官職人に聞いて新調した。 漆喰も全く初めてのブッツケ本番作業。


超ボトボト落としながらも、何とか塗りきった。 プロの職人に電話でサラッと聞いてただけでそんなに上手くいく筈はないけど、終わる頃にはコツが分かってきた。 サッと塗って、下地が吸水してマットになる数分後にプラコテで押さえてフラットに仕上げる。 それが中々難しい。 それだけに上手くいくと楽しいもの。


リフォームのついでに、「これも直して!」という細かい注文も受ける。


オイルステインで仕上げて完成。


最初に壁を解体する前に掛かってた小物入れ。 この家を建てた大工さんが作ってくれたそう。 オリジナルのデザインがクール。


壁に扉を付けた関係で、細いスキマに掛けるために分割した。


これでいよいよリフォーム完成。 右側の収納の引き戸が固くなってるのを直したりも頼まれてた。 ジャッキで上げて外し、丸鋸で寸をつめてスムーズに動くようにした。

この家の場合、こういうちょこっとした問題がアチコチにあったけど、今回一切合切直した。


これがビフォー。

土壁の補修や漆喰、他の細々した補修も入れて、5日間で終えることが出来た。 施主のおばちゃんからすると、「よーなったわ!」と喜んでくれた。

中々、こんだけ細かい所まではプロに頼んでもやってくれるかどうかというレベル。 「見積もり」という儀式を通すと、すぐに何十万とかかかるし。

こういうリフォームし時には大工、左官、電気、設備、と様々なスキルを要する。 ブッツケ本番でも何でもやってみると何とかなるもの。

僕の場合は数々の解体現場と自分で廃材で2軒建てたノウハウで大抵の事は出来る。 その後も廃材建築家として色々仕事してるし。

何か分からない事があると今回の左官職人の友達に電話したように、聞きまくる。 土建屋、大工さん、板金屋、設備屋、設計士、大体同級生や近所の職人さんに聞く。

よほどの専門的な熟練を要する作業以外は何とか聞きかじりでやっつける。

それも機能を果たすレベルに達すればいいのなら、何ら問題ない。

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