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【コンテナハウス】古電柱を地面に埋め込み、その上にコンテナを乗せるアイデア

廃材天国内でのゲストハウス作り、進行中!

いよいよ、ゲストハウス作りに入る。


この広くなった土地に建てる。

電柱を埋め込み、それを基礎として、その上にコンテナハウスを置く。 コンテナハウスは既に出来てる。

そもそもはコンテナハウス作りの依頼を受けて作ったが、 施主が金を払ってくれなかった、、、

「じゃあ、コンテナだけに現物を頂いて来よう!」 「それを廃材天国に据えて、ゲストハウスにしよう!!」

と閃いた。


これは「やり方」と言って、現場の測量。


レーザーレベラーで直角を出す。


この糸は50㎝逃がしてある。

電柱を埋めるために、ユンボで穴を掘る。 その時に、常にこの糸から位置を測る事で正確に作れるという訳。

このピンクの糸の内側50㎝の所にコンテナハウスが置かれる。 コンテナハウスは頑丈なので、角にブロックを置くぐらいで基礎すらなくてもいい。

なのにナゼ電柱を埋め込んでその上に置くのか?

それは、この場所は車通りの多い道路に面している。 その道路と同じレベルにあるよりは、二階にある方がプライバシーの確保が出来る。

それに、太い丸太の上にコンテナハウスが乗っかるというのがオモロイ~!


まず一個目の穴を掘る。 電柱は1.2~1.3m埋める。 1mぐらいの所で水が出た。


水中ポンプで汲み出しながら作業する。


穴の底を平らにならして。


底にシッカリとした石を敷く。


これが埋め込む電柱。 10m超えのが3本と、8mのが1本。 この4本をカットして、8本の柱を作る。


ユンボで吊り込む。


穴に誘導して。


ダルマで練ったコンクリを流し込む。


ガラを詰め、電柱の周りだけにコンクリを入れる事で、節約出来る。


廃材の家を建て始めた時(2005年)にたくさんもらってきた石の廃材がたくさんある。 これらも穴に入れ込んで処分する。


別の場所の穴では、タプタプに水が溜まった。


もう一台の水中ポンプで水を出し、埋まったポンプを救出する。


ポンプがあるのでユンボは使えない。 スコップでコツコツ掘り出す。


これで3本目。 コンクリを流す間は仮の筋交いと杭で固定しておく。


土歩もユンボを上手く操る。


4本目。


5本目を立て終え、6本目の穴を掘っている所。 掘った土は軽トラに積み込んで移動する。 すぐ隣に置くと山盛りになって邪魔になるから。


最後、8本目の穴。


電柱の間隔の確認。


8本の柱すべてが完成! 真ん中をあけて、左右に一個づつコンテナを乗せる。 もちろん間を床にして繋げて、上にも屋根をつける計画。 下のスペースはユンボを置いたり、資材置き場にする。


電柱の穴を掘って出た、軽トラ10数台分の土。 軽トラ山盛りにすると1tは乗るので、10t以上にもなる。 これは電柱の間に敷いたり、駐車場スペースに敷く。

電柱の作業ペースは午前中に一本、午後に一本というペース。 ガラを集めたり、砕石や砂を近所の土建屋に分けてもらいに走ったりも入れると、結構時間はかかった。

それでも、かかる費用はしれてる。 砕石が軽トラ2台分(4000円)。 砂が軽トラ1台分(3000円)。 セメント12袋(約4000円)。

電柱も廃材として自分で取りに行ったものだし、後はうちにある廃材や道具で出来る。

ホント、廃材建築は飽きない。 「創る」という作業そのものが楽しい。

常に作業中にもアイデアが閃いたり、 予期せぬ次の展開に自分でも新鮮な驚きがある。

「マジで~!!」 というトラブルもしょっちゅう起きる。

そんなのには慣れてるし、自分の経験した事のないトラブルに立ち向かうのがまた興奮する。

やはり、自分の家の作業が一番楽しい。

特にこの電柱の作業は、18年前に三豊市高瀬町に土地を借りて建てた最初の廃材建築と一緒。 今では逞しく育った子ども達が手伝ってくれてるが、当時は何も経験のない僕一人。 大家さんの河野さんにダンプやユンボを借りたが、本当に全く一人でやってた。

今の本人からしてもよくやったと思う。

今では大体そのぐらいの時間で、どのぐらいのボリュームの作業が出来るか検討がつく。 当時はしょっちゅう立ち尽くしては、 「どうしよーーー。」 と呆然としてた事もあった。

それでも、 何も経験のない素人でも、 毎日毎日朝から夕方まで現場に行き、 莫大な時間をかけて作業した。

当時は金をかけないというのが一番だった。

プロや業者に頼まないという姿勢は今も全く一緒。 何しろ、自分でやりたいから。

18年間セルフビルドをずーっとやってきて思うのは、 スキルの進化に終わりはないという事。

家を建てるのにとんでもない力が要る訳ではない。 設計図や図面も必要ない。 棄てられる廃材だけで十分住める家が建つ。

これが実現するには条件がある。

自分で、 自分の土地に、 自己資金で、 自分で工事して、 自分の責任で住む。

この前提において、誰に何も言われる筋合いはない。

一軒目は大家さんが太っ腹で実現したが、 今は先祖代々の秋山家の土地。

まあ、今回はたまたまコンテナを持ってくるという事がキッカケでの工事となった。 コンテナハウスの場合強度は十分にあるので、ゲストハウスにするにも心配はない。

どんどん進めるで~!!!

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