top of page

【オフグリッドミーティングinさくらの山農場】に参加して、EV即買いという自然な流れ

Contents

さくらの山農場とは?

広島県三原市にあり、坂本耕太郎くんの家族8人家族が暮らしている所です。 豚飼いとお米作りを生業にし、天ぷらカー、EV(電気自動車)、オフグリッドシステムも完成させた自給自足の仲間です。 豚の餌は廃棄される食品を天ぷらカーで回収して賄い、料理、風呂、暖房は薪という徹底ぶりです。

オフグリッドとは?

電力会社などの送電網に繋がっていない電力システムで、 太陽光発電システムなどを利用した独立電源の事です。

ちなみに廃材天国にもソーラパネルは乗っていますが、 昼間は四国電力に売電して、夜は買うというグリッドシステムです。 15,000円前後売って、5,000円前後買うという感じで、約1万円のプラスになっています。

しかし、個人用(10kw未満)の売電契約は10年間しか買取りの値段の契約が出来ません。 うちは1kw辺り42円という高額での買取額の2012年に契約しました。 なので、2022年からは何と、1kw辺り7円という激安の買取額になるのです。 何となくは、 「それまでにオフグリッドとか出来たらなー。」 と漠然と考えていました。

そもそも売電契約をしたのは、当時ソーラー発電に詳しい方に聞いて、 「陣さんの家だと4kwの発電量を使いきれないし、 オフグリッドには大量のディープサイクルバッテリーが必要なので、 売電契約した方がいいよ。」 という流れからでした。

ディープサイクルバッテリーとは鉛電池なので、高い割に寿命は短いのです。 ところが、さくらの山農場のシステムは日産リーフの中古バッテリー(リチウムイオン電池)を手に入れて、 まさにこの日にそれをバラして組むという事で参加してきたんです。

リーフのバッテリー

耕太郎くんがヤフオクで手に入れたリーフのバッテリー。 買ってきた中古バッテリーをそのまま繋いで使う訳じゃなく、 こうして、蓋を開けてセルという単位ごとにバラして使うんだそうです。

この日は、 炭を原料にした電池TANDENを開発された影山さん(中央)、 さくらの山農場のオフグリッドの師匠の宮木さん(右)、 リーフのバッテリーで完全オフグリッド生活を実践されているAkihoさん、 広島工業大学の先生、 「私はストーブだ」の主催者のケケさん、 などなど、ソウソウたる面々の中に、廃材天国の主人としてお誘いを頂きました。

天ぷらカーで着くと既に、バラしたセルの前で猛烈談義が始まっていました。

ツナギの耕太郎くんは2017年に三菱のミニキャブミーブ10.5kwというEVを導入しており、 「天ぷらカーは遠距離、近場はEVという組み合わせ最高ですよ!」 という話は聞いてはいました。

ここへ来てリーフのバッテリーを買い、 水害で浸かったソーラーパネルを廃材として入手して、 取り憑かれたように激烈な勢いで、 オフグリッド実現に向けて動いているのです。

ハイブリッドインバーター

この「ハイブリッドインバーター」という機械がスグレモノだそうです。 パネルで発電した電気をバッテリーに蓄えるには、「チャージコントローラー」が必要になります。 それに、ソーラーパネルで発電される直流の電気をバッテリーにはそのまま直流で入るので、 バッテリーから取り出した時に交流に変えるために「インバーター」という装置が必要です。 この二つを兼ねていて、4kwのパネルの入力に対応して、それでいて安いという素晴らしい製品のようです。

という説明を聞いても、付いていくのに必死です、、、。 電気難しいーーー! 理科も数学も苦手意識しかないーーー!!

BMSとは

これはBMS(バッテリーマネジメントシステム)というものを PCのソフトで管理するやり方を指導して下さっている所です。

これまた専門用語が出ました! BMSにより、一つ一つのセルの島の電力を管理するのは、 一つでも電力の小さな島があると、全体の効率低下に関わるそうです。 なので、こんなマニアックなやり方での管理が必須なのです。 もうこんなものが出た段階で、 「これ自分で出来そうな気がせんわーーー!」 というギブアップ感が出てきました、、、。

7番の島がちょこっとだけ低いようです。 これが問題で、この島だけを電圧を上げるための専門の充電器がまた別に必要との事です。 マニアック過ぎ、、、。

ソーラー発電ワークショップ

ここからは打って変わって、物理の先生宮木さんのミニソーラーシステムの説明です。 折りたたみのソーラーパネル、 手前の青い箱がチャージコントローラー、 奥の青い箱がバッテリー、 その中には手前の赤い「18650」と呼ばれるリチウムイオン電池が入っているそうです。

実際にシステムを繋いでみました。

バッチリ14V発電しています。 このままマキタのインパクトのバッテリーに充電出来ます。 インパクトのバッテリーの中にも18650が入っているそうです。

18650電池

この3.7Vの電池を4直で14.4V、5直で18Vのバッテリーになっているそうです。 アマゾンでこの電池を買って自分で入れ替えるのも可能だとか!!?? 昔使っていて、充放電仕切ったバッテリーを大事に保管しているので、 この話には俄然色めき立ちました!

宮木さんのPHEVアウトランダー。 これはカッチョイイ! こんな車が自分家のパネルで発電した電気で走らせられるって最高です。

EV車 ミニキャブミーブ

これも宮木さんのミニキャブミーブ。 もちろん耕太郎くんと同じく10.5kwタイプです。

iミーブとミニキャブミーブには、10.5kwと16kwの二つのモデルがあるのですが、 10.5kwのバッテリーが断然いいとEVマニアの中では常識だそうです。

で、この車が60万円でオーナー募集中だったのです!

僕を含めて3人が、 「欲しいけど、どうしよ〜?」 という状態だったので、 「ハイハイハイハイ!買います買います、すぐに現金用意します!!」 と、即買いしました!!

耕太郎くんのオススメもあったし、 宮木さんがアフターフォローしますよと言ってくれたりで、 即決しました。

実は来年の2月に野遊が免許を取れる18歳になるので、 天ぷらカーのグランドハイエースと軽トラという2台体制から、 何か1台増やしたいなーと漠然と考えいた所だったのです。

アウトランダーが中古なら150万円で買えるんなら、 そっちの方がいいなーとも思いました。 でも実際にうちの暮らしには、 軽バンのミニキャブミーブの方が圧倒的に使いやすいのは分かりきっていますからね。

早速ミニキャブミーブの試乗に宮木さんと出かけて、充電体験もしました。 最近では充電スポットも充実していて、 全国のガソリンスタンドが3万箇所に対し、 充電スポットは2万箇所だそうです。

耕太郎くんは基本家の普通充電しかしないと言ってましたし、 おそらくウチでも、家の普通充電メインだとは思います。

10.5kwは航続距離が100㎞と多くは走れないのですが、 天ぷらカーのサブで近場専用なので十分です。 いざと言う時には急速充電であれば、15分で80%まで充電出来るようですので安心です。


思い立ったら即行動! ピンと来たら現金で即買いだ!! 猛者達が専門用語を飛び交わす中、 「こんなん出来るせんわー、、、。」 と弱気になっていたが、 EVを購入してしまえば、オフグリッドに俄然現実味が見えてきたぞ。 コレよコレ! 一つ行動を進める事で、次へのモチベーションが上がる。 こういう順序で、素人がぶっつけ本番で廃材セルフビルドしたのだ。 井戸掘ったり、水道工事したり、電気工事したり、、、。 確かに今回のハードルは高いけど、得意のぶっつけ本番だ!! 宮木さんと耕太郎くんを師匠と仰いでね!!!

bottom of page