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手植えの田植えは実質本位か否か?

6/27~29の三日間で、植え終わったーーー!!

今回は廃材天国の5人家族、実家の親父、三豊市の弟家族、舞鶴の妹家族に加え、 事前に「廃材天国メルマガ」で案内して来てくれた、ヒロシくん、ユウキくん、アオイちゃんを含めた大所帯だった。


まずは苗取りから。 このバラ撒きの苗を取る作業だけでも、結構かかる。


先にある程度取っておく。


この自作定規で田んぼに印をつけながら植える。


こんな感じで植える。


大勢で植えてゆく。 このぐらいの曇空の方が作業が楽でいい。


離れた田んぼに苗を運び。


今年はこの小学生コンビがよくやってくれた。 この田んぼは1反4畝(約420坪、約1400㎡)と広いが、大勢で植えるのでどんどん進む。 印をつけるのが忙しいぐらい。


たんぼの脇で休憩。


苗が取り終わり、苗代の田んぼを野遊が代掻きをする。


3日目は雨が降ったが、ピーカンよりは断然楽。 田植えは雨の方が風情があっていい。


ゲリラ豪雨的な土砂降りになった。


植え終わったらよく晴れた。


最初は水をギリギリに管理する。 多く入れると、小さな苗をジャンボタニシが食害するから。

この手植え無農薬栽培では、肥料も除草剤もやらない。 農薬と肥料をやらなくても特に問題は起きないが、除草剤だけは別格。

コナギやヒエなどの強烈な雑草に覆われるとテキメン稲は育たない。 田車という手押し式の除草機で草取りをするのは重労働。 それが、ジャンボタニシのお陰で除草作業レスと、超助かってる。


大きな田んぼに整然と植えられた苗は非常に気持ちがいいもの。 水の管理に行くのも楽しいもの。

今年は水がふんだんにある。 よく香川では水不足になりがちだが、丸亀のこの地域は集落で管理する井戸がいくつもある。 水利委員のおっちゃんに鍵を借りてポンプを回せば、常にジャンジャン水が出る。

この水の問題は超デリケートで、順番待ちの名前を書いておいたり、マナーを守らなければいけない。 どこの田んぼが誰のかなども熟知しておく必要がある。 うちは代々やってるので問題ないが、移住者で水田をやろうと思えば地域の顔役のおっちゃんによく聞いて、 その辺りのマナーを徹底しなければ田んぼは出来ない。

無農薬栽培に話を戻すと、とにかく後は水の管理のみ。 ホントにそんだけ。 除草作業がなければ本当に楽。 肥料も農薬もやらなくても、毎年ちゃんと平均収量ぐらいは出来てるし。

それでもこうして、手植えでやってると、 「大変やねー。」 と声をかけてくれる。 本人たちは毎年の恒例行事で、別に大変とも思ってないが、客観的には大変そうに見えるのか?

人によっては、 「大勢で楽しそうやね~。」 と言ってくれる人もある。 同じことやってても、その人によって、捉え方は様々。

いわゆる、合うか?合わないか?を論点にするとオカシクなる。 何でも「買った方が安い。」という合理的な発想には、 自分たちの先祖から続くこういう文化を顧みない、刹那的な生き方に繋がる。

心底やりたい事かどうか? 本当に楽しいのかそうじゃないのか? その後で、あまりにも現実的じゃない部分は折衷案を出して折り合いをつける。 これが正しい順序なのだ。

そして、この大事な選択を大人が嬉々として実践する姿でしか、子どもたちの教育は出来ないぞ!!

そうオーバーに考えずとも、年間数日の作業で4家族のお米が自給出来るんやからねー。 食べるメンバー全員でかかれば、お米作りは手作業でも確実に「合う」と言えよう。

この瑞穂の国に生まれた事と、先祖代々の田んぼや地域に感謝!!!

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