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稲を手植えするための籾蒔きの手順

日脚も長くなり、なんだか得をした気分になるこの頃。

4~5月は日中ほとんど、廃材天国からアチコチの現場に通い詰めだった。

丸亀市内での納屋を改装してうちわ工房作りと、隣の民家を改装してゲストハウス作り、 高松での飲食店の改装工事(もうちょいで完成)、 という3つの現場を立て続けにこなした。

丁度、田んぼのお米作りの準備や、畑の夏野菜の準備の時期でもある。


親父が塩水選りをして、約1週間水に浸けてた籾の芽が動いた。 品種はヒノヒカリで、毎年籾を取っておいて作り続けてる。

約3反を手植えで植えるが、うちの家族と弟家族、実家の親父とみんなで食べる分だけで出荷はしない。 自分たちで食べる分だけと言えど、手作業でのお米作りというと大変というイメージがある。 ウチのはまあ、家庭菜園と同レベル。


苗代の準備は親父に任せてた。


この日は現場に行く前の早朝に籾まきをした。 洗面器に籾を入れ、バラバラッと放り投げるだけ。


田植えの面積が3反で籾の量は5升ぐらいのもの。


蒔き終えると、スズメ除けの網を張るための木枠を作る。


こんな感じ。


網を張って完成。 毎日の水の管理も親父に任せてた。


これが今日の状態。 蒔いたのが5/17なので、今日(5/26)で9日目。 親父が籾を浸したのは5/9。 田植えは6月の最終週ぐらいになる。


廃材天国内の菜園の夏野菜も順調。

これらはあっこちゃんと子ども達がバッチリ世話をしてくれてる。 杭を打ったりは僕が現場の合間にやった。 奥に見えるコンテナゲストハウスは全然進んでいない、、、。

何しろ田んぼや畑の作業は待ってくれない。 ココ!というポイントの時期を逃すと上手くいかない。

もう今年も半分近くが過ぎた。 一週間前と今では季節の違いを感じる。 そう、季節は結構なスピードで進んでる。

これは街で何でも買って生活してると感じにくいもの。 田んぼや畑、旧暦の24節気72候の中にこそ日本人の生活に密着した世界観がある。

季節を感じ、 旬の滋味に溢れた味を頂く。 これが和食の基本であり、日本人の味覚の原点。

その感動の享受と、こうした作業はセットなのだ。 更には心身の健康も含めて、切り離せない。

折角瑞穂の国に生まれたのだ。 この素晴らしい国の味をトコトン堪能しようではないか!!!

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