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家庭養鶏での餌の自給のコツ

連続的な台風に地震で全国的に被害が出て大変だが、ここ香川ではそこまでの被害もなく本当にありがたい。 隣の家ではアルミのカーポートが倒れたが、廃材の家の屋根は持ちこたえてくれた。


廃材の丸太の鶏小屋も健在。 今回は鶏の飼い方の話。


不定期に回収に来る近所のJAのコイン精米所。


最近新型に変わった。 100円で10㌔あっという間に精米できる。 うちでは小型精米機で毎日少しづつ精米してるので、ここでは精米しない。 最近は玄米じゃなく、5分搗きにしてる。 夏は玄米よりも分搗き米がいい。


目的はコレ。 JAの精米所はこうして米ヌカが自由に取れる。 ホームセンターの精米所などでは取れないのが普通。


菜園の堆肥などに使う人が多く、かなりの競争率。 全くない日もあるが、この日はたまたまあった。


米ヌカは軽いので、玄米30㌔の袋一杯に詰めても15㌔。 これで10㌔ぐらい。

このヌカを使って、鶏の餌の配合をする。 基本は、 クズ米か麦 5 米ヌカ   3 牡蠣殻  0.5 これに出汁カスが1 後は草やクズ野菜、生ゴミなど。


これは虫食いの麦。 近所の農家に頂いた。


牡蠣殻。 JAで買える。 何と300円という安さ。


こうして配合しておいて、毎朝必要な分だけ取る。


水を混ぜて練ってから鶏にあげる。 そのままだとパサパサして食べにくいから。


こんな感じ。


基本鶏の世話は、この餌やりと水ぐらい。


これは卵を産むための小屋。 地面から高くて狭い場所がいい。 本能的に他の動物に狙われにくいからだそう。


これは最近土歩が作った小屋。 現在7羽なので、小屋が一個だと朝のラッシュ時に二人で入ったりして狭い。 大抵卵は午前中に産む。


小屋の床には籾殻を敷き快適にする。 毎日5~6個は産んでくれる。


午後は小屋の扉を開けて放す。 こうする事で、せっせと草や虫をついばむ。 ずっと小屋に閉じ込めておくとストレスで他の鶏を突っついたりもするし。

夕方暗くなってくると、自分で小屋に戻る。 これは帰巣本能と言い、自分の寝床を覚えてるという事。 ちゃんと戻ってるのを確認してドアを閉める。 これで、一日の鶏の世話終了。

鶏本体は、県内の自然養鶏家の所の廃鶏を分けてもらってる。

鶏はヒヨコから約半年で卵を産む大人になる。 そこから一年ぐらい卵を産ませて、次の鶏に入れ替えるのが普通。 なぜなら産卵率が下がったり、卵の質が安定しなくなるからだとか。 でも、鶏の寿命自体は4~5年。 うちに来て3~4年は元気にしてる。 卵も自家用なので大きさや質がバラついても問題ない。

一軒目の廃材ハウスでの生活の時は20羽ぐらい飼っており、ちょくちょく捌いて食べてた。 最近では、鶏が寿命を迎えるまでずっと飼ってる。 で、徐々に減ってくると、また新たな鶏を導入するというローテーション。

ほんとに鶏を飼うのは効率がいい。 餌のクズ米とヌカはタダやし、買ってる牡蠣殻も一袋あれば数ヶ月は持つ。 生ゴミを食べてくれるのもいい。 魚の内臓なんか大喜びで食べる。

何よりもこういう平飼いで無添加の卵は安心して食べられる。 スーパーのゲージ飼いの卵と違って、自然食品店などでは一個50円が相場という高価なものでもある。

ゲージに閉じ込める養鶏では、配合飼料という効率よく卵を産む餌が使われる。 その餌は遺伝子組み換えのコーンを始め、素性のよく分からないものばかり。 それと、鶏インフルエンザなどの伝染病を防ぐための抗生物質も混ぜられる。

自分で鶏を飼わないまでも、「平飼い卵」と銘打ったものがオススメ。 県内では、 ポパイくん、 ちろりん村、 春日水神市場、 という自然食系のお店で売られてる。

炊きたてのご飯でのTKG最高!!!

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