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喪中につき新年のご挨拶を失礼させて頂きます【葬式のDIY方法】

廃材天国、秋山陣です!

ここ丸亀では寒さも緩くて過ごしやすいですが、 みなさまの所ではいかがでしょうか?

昨年10月に母親の澄子が72歳で天寿を全うしました。 15年前に骨髄異形性症候群と診断され、入退院を繰り返しておりました。 亡くなる一週間前までは普通に話も出来ておりました。 最期は親父と僕と弟に見守られ、安らかに息を引き取りました。

Contents

葬式のDIYとは?

ここからは、葬儀社などに頼まずに自力で葬式を行う流れを解説します! まあ最近よく聞く家族葬ですが、実家の座敷でしました。

まず、丸亀市では市役所に申し込むと、棺桶と霊柩車と火葬場とがセットで3万5千円で用意してくれます。 こういう行政サービスは珍しいようですが、丸亀市では昔から伝統的にこういう制度があるんです。 僕のおばあちゃんが亡くなった時にも、 本人の希望で派手な葬儀は行わずにこの制度を利用して家族葬でしました。

それと親父がいわゆる「葬式仏教」に違和感を持ち、自分が喪主になれば、 葬儀社はおろかお寺の住職も呼ばずに、本当に家族だけでやると決めていました。

しかし、自治会の近所付き合いで「同行(同業)」というのがあります。 この地域では47軒の自治会の中でも、近い10軒が同行として、 葬式の手伝いをする事になっています。

現代の葬儀は葬儀社の会場でする事が多いですが、元々は家の座敷でしました。 その時に非時(ひじ)と言う、葬儀前のお別れの食事を準備するちう風習があります。 家族は亡くなった日からお通夜、葬儀の日まで自分達で炊事をしない事になっているんです。 各家がお米を一升づつ持ち寄って、ご飯を炊いて煮〆を作ったりしてくれます。 今回も同行の方々にお世話になりました。

まず病院から自宅へ

病院から実家に連れて帰るのも天ぷらカーに乗せて自分で連れて帰りました。 病院で医師のサインの入った書類をもらって、車にのせておくように言われました。 それがないと、勝手に遺体を運ぶ事は出来ないそうです。

無事に実家の座敷に帰って来ました。

納棺師は依頼しました

納棺師の方に依頼して、着物を着せて死化粧を施してもらいました。 ドライアイスは事前に「丸亀市 ドライアイス」で検索して、自分で買いに行って準備していました。

市役所に申し込む時に祭壇もあるのですが、それは頼みませんでした。

非時

同行の方が用意してくれたオムスビと煮〆で簡単な食事をします。

お通夜の後は座敷で雑魚寝です。

葬儀は喪主自身で

親戚や近所の方が集まり、お通夜の時にも葬儀の時にも親父をお経を上げました。 うちは浄土真宗ですので、仏説阿弥陀経と正信偈を唱えました。

火葬場へ

火葬場に行くための霊柩車は時間を指定しておくと、市役所から来てくれて、丸亀市の火葬場へ運んでくれます。

まとめ、かかった経費

このように、純粋な家族葬というよりは、近所+家族葬という形でした。 このスタイルは、おばあちゃんの時に試みて、今回の母親の葬儀で確立出来たという印象です。

葬儀社、お寺に依頼せずに、まさに自分達のDIYでの葬儀でした。 親父の意思で香典は一切受け取りませんでした。

かかった経費は、 丸亀市の棺桶、霊柩車、火葬場が全部で35,000円。 納棺師の謝礼が68,000円。 ドライアイス×2セットで8,000円。 非時の材料、10,000円。 葬儀の後の食事、16,000円。 合計137,000円でした。

丸亀市の葬儀補助で50,000円が支給されますので、 結局は87,000円というのが実際の経費という事になります。

同行という風習のない地域でしたら、本当に家族だけでするようになりますね!

冠婚葬祭の「こうしなければいけない!」という呪縛は昔よりは随分軽くなって来ているとは思います。 しかし、近所の目や他人の評価を気にしないという姿勢をハッキリさせなければ、 ついつい親戚の声の大きな人の意見に従ってしまうようなケースもあると思います。 反対に喪主なりこちら側の姿勢を毅然と示しさえすれば、何か問題が起きるような事はまずありません。

不要な因習、無駄な経費、どうしようかと考える事そのもの、、、。 こういう呪縛から解き放たれ自由になると、文字通り身も心も軽くなるというもんです!!

ついでに

新年の挨拶は控えましたが、抱負はありますよ〜! まあ廃材天国では大きな目標や夢は掲げないのですが、、、。

何せ、自分たちの毎日の手作りの暮らしが中心というのに変わりはありません! 廃材の薪を焚いてご飯を炊く、 調味料や保存食の手作り、 家の修理や改善メンテ、セルフビルド、 設備の自作やセルフメンテ、 天ぷら油、廃材ソーラーでのエネルギーの自給、、、。

こういう淡々とした日常が大事という事に変わりはありません。 子ども達も大きくなりそれぞれ自分達の好きな事に自由に向かっていますが、 やはり自給とか自作という事には余念がありません。 野遊は自分の部屋作り、土歩は鶏小屋に入った雀を捕まえて燻製にしたり、にこちゃんはお菓子作りに消しゴムハンコ作りとか。

僕自身の活動としては、特に今は現在進行形でのリーフバッテリー利用の蓄電システムの完成が目前に迫って来ました!! そういう作業の様子をガモミツ企画の蒲生さんにお願いしてyou tubeに上げるのも習慣化してきました。 何と直近一ヶ月の広告収入は20万円を超えました!!! もちろんそれは編集してくれている蒲生さんの収入になります!

(株)High tenの大工仕事も年始から色々と取り掛かる現場もあります! まあ、ジャンジャン仕事をして規模拡張しようとかサラサラ思ってないですが、 頼まれた仕事でウチが引き受ける事に意義のあるものはドンドンやって行きたいとも思います。 主には工務店に見積もりしてもらったら、 「こんなにかかるの??」 という施主にセカンドオピニオン、サードオピニオンを提案する事ですかね。 そこで全く発想を変えれば、安く出来る方法は色々とありますからね〜♪


コツコツ淡々とした日常の作業を継続し、 とてつもない執念によって具体的な形にする!!! ここに絶対に譲れない廃材天国の盤石のコンセプトがあるのだ!! それでいて、細かい部分は 「テキトーでいいじゃん!!」 「そんなんアリ〜?」 という柔軟さと奇抜さを併せ持つぞ!! 去年で19年の廃材セルフビルド生活! 一つ一つは大した事でも偉大な事でもないこの生活! されどこの継続は類まれな結果を生んだ!! そうしてまた20年目、21年目と、今後どんどん便利で快適、 楽でスムーズな生活の加速は留まる所を知らないぞーーー!!!!

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