廃材天国の陣です!
食、住、エネルギーの自給を誇る廃材天国では、 トイレも下水道や浄化槽に頼らず、自分の所で分解させています。
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現在はバイオトイレ「あ・うんユニット」を使用中
2017年から導入した「あ・うんユニット」というバイオトイレを使っています。 それまでは自作のボットン式コンポストトイレでした。
【バイオトイレ】あうんユニットを使い始めたこの記事の中に導入の経緯や、設置工事の記録もあります。
新たなコンポストトイレを導入
そして今回は、自称「トイレのカリスマ」モーリーが開発したRELIFEというコンポストトイレを導入しました。 その設置工事の様子です。
「あ・うんユニット」があるのに、何で?と思われると思いますが、 あうんは家族5人での使用が限界なんです。 料理教室やイベントの時などで大勢来られた時に強引に使うと、 分解が追いつかず、調子が悪くなっていまうのです。
そもそも、コンポストトイレとは?
以下のリンクは「ecoばか実験室」のモーリーのサイトです。 参考 コンポストトイレって何?ecoばか実験室 参考 コンポストトイレRELIFE販売ページecobaka creation
RELIFE DIYキットを採用しました
モーリーの製品RELIFREはコンポストトイレの中では日本一のコスパを誇りながら、 木製で見た目もカワイイのでオススメです。 完成品でも118,000円と、他のコンポストトイレからすると断然安いのですが、 更に「DIYキット」で39,800円というのも選択出来ます。 ウチの場合は、廃材天国らしくカスタムして設置したいので、こちらにしました。 参考 トイレ自作用DIYキットecobaka creation
これに使われているのは「自然にカエル」という生ごみ処理機です。 この製品のハンドルを外し、ラチェットハンドルが付くように加工して、 大小分離セパレーターをセットにしたものが、RELIFEのDIYキットなんです。
「自然にカエル」が約2万円で、ラチェット撹拌仕様に改造されて、セパレーターも付いてこの値段は安い! セパレーターは日本では売ってなく、モーリーは外国からまとめて買っているそうです。
実際の工事
設置場所はココです。 2017年の自給自足合宿の実習でみんなで作ったコンポストトイレです。 現在も普段の生活ではあうんのトイレ、大勢集まる時にはこちらのトイレと両方使い分けています。
中の様子です。 和式便器の上に乗せる簡易式の洋式便器の下はバケツで受けているだけです。 本当にシンプルなボットン式のコンポストトイレです。 今の季節は1ヶ月ぐらい放置しても問題ないですが、 夏場は5日以内には畑の堆肥場へ混ぜて、早目に分解させる必要があります。 そうしないと、ウジ虫だらけになるし、臭いし、、、。 という、とても快適とは言えないトイレでした。
まず簡易便座を取り外します。 この穴の下にバケツで受けていたという超シンプルな構造です。
バールでササッと解体します。
これが今回採用した、モーリーのRELIFEのDIYキットです。
置いてシュミレーションします。
RELIFEは普通のトイレより座面が若干高いんです。 一般的な座面高が38~42cm。 それに対してRELIFEは54cm。その差は12〜16cm。 それくらいの踏み台があると、普通のトイレと同じような感覚で足が地面に接地するようです。 ですので、反対にRELIFEを一段下げて、床をカサ上げする事にしました。 この廃瓦の上には廃材の石張りにしようと閃きました!
RELIFEの隣の20Lのポリタンクはオシッコを溜めるための容器です。
廃瓦をビッシリと敷き詰めて高さはバッチリです。 RELIFEは薄い石の上設置して安定性を高めます。
砂を敷き詰めてスキマをなくします。 土間のカサ上げには砂利やガラなどの収縮しない材料がベストです。 今回の瓦のようにスキマのある素材の場合は、間に砂を詰めるとグラグラ動かなくなります。
これが廃材の石で、床に張る材料です。
ジャジャン! 石の大きさや色、形などテキトーに組み合わせます。 カッチョいい~~!!
石と石のスキマはモルタルで目地を詰めて仕上げます。
RELIFEを置く石にはボンドで鉄のアングルを固定して、更にモルタルで固めます。 最初は置いておくだけでええかなーと簡単に考えていました。 しかし、モーリーのDIYマニュアルによると、 箱の中でRELIFEがグラグラしないように固定させると書いてありました。 その理由は撹拌する時に本体とラチェット式のレバーがあまりズレると、 撹拌部分の故障に繋がるという事です。 このように、モーリーのRELIFEのサイトには懇切丁寧な説明があり、 めちゃくちゃ分かりやすいんです!!
RELIFEがジャストでハマるように、アングルの位置を設定しました。
石の上に撹拌レバーのラチェットハンドルが取り付けられるように、高さ設定をしました。 20Lポリタンクの収まりもバッチリです。
RELIFEの撹拌部分には、ラチェットハンドルのエクステンションバーが入るように加工されています。 木枠に穴を開けて、ブッシュという部品を入れます。 この辺りの細かいノウハウもモーリのサイトに詳細に説明してくれています。 参考 コンポストトイレRELIFEの作り方ecoばか実験室
ボール盤に16mmの木工用のキリを付けて、直角に穴を開けました。 ブッシュもキッチリとハマりました。
これで撹拌用のハンドルが付きました。
廃材の角材で木枠を作りました。
後はこの枠に囲いを作り、便座部分の制作です。 今回も廃材天国にふんだんにある廃材ばかりで作れています。
次の記事では便座を自作する方法を解説します。
陣
取り掛かった時には完成予想図ナシ。 作りながら、次の工程に差し掛かった時に、次のアイデアが閃くのだ! まだ一歩を踏み出す前から、一つ一つの工程の先々を考えるのはナンセンスでしかないぞ。 一つ工程を踏まなければ次のイメージは湧いては来ないのだー!!
行動するから直感が研ぎ澄まされる。 その直感に従って、次の作業に入る。 すると、更なる閃きが来るんだ!
いくらやっても疲れないどころか、やればやる程益々ワクワク度が増す。 これが廃材だけで一人でセルフビルドを成し遂げる根源なのだ。
セルフビルドまでしなくとも、自分の家を自分でいじるのは楽しいよん♪
まずは何からでも取り掛かってみろーーー!!!
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