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【自作薪ストーブ】フタの取っ手を溶接して修理

日中は少し寒さが緩んで来つつある。 とは言え、まだまだ毎朝焚いている薪ストーブ。


朝、昼時、夕方と、ご飯作りのためと、暖房を兼ねて焚いている。

強火を得るために、暑くて料理がしづらくなると、 薪ストーブからステンレスカマドに移行しないとしょうがない。 まだもう少しは薪ストーブを焚いてても行けそうな週間天気予報。


予め鉄工所でカットしてもらった、丸い部分を外して鍋をかけると、強火になるようにしてある。


僕が天草に行っている間に、このペンチで掴む部分がグラグラになったそうな。


土歩が機転を利かせた。 グラグラのまま掴めなくもないが、完全に壊れる前に使わないようにしてた。 これは、この季節は使われていない、ステンレスカマドの多重蓋。


コレ。


早速、溶接台に持って行き修理する。


溶接機も出張から帰り、定位置に据えつけていつものブレーカーに繋がれて安心している様子。


パリパリッ!と溶接。


ペンチの先端で掴みやすいように、削る。


圧力鍋で玄米を炊くのには強火が必要。 三年番茶とシャトルシェフには味噌汁。 これが、毎朝の恒例。


圧力がかかった後は、五徳の上に乗せて中弱火で30分。 味噌汁も一旦沸いたら、ツバの部分に移動して保温。 三年番茶はタイガーのステンレス保温ポットに入れておくと、一日中熱いお茶が飲める。

思えば、この薪ストーブを自作しようとして、素人溶接に踏み込んだ。 最初はどんな溶接機がいいのかも分からず、100Vのホビー用もので挑戦したっけ。 やはり6㎜の鉄板を3、2㎜の溶接棒を焚いてバリバリ溶かしたかったら、ダメダメだったもの。

で、ヤフオクで今の250Aの溶接機を見つけて、溶接の腕もボチボチとは上がっていった。 薪ストーブや移動式のピザ窯の自作に、嬉々として取り組んで、大方は溶接出来るようになった。

しかし、天草の松本さんから、 「釜を作って欲しいんだけど、出来る?」 という電話が掛かって来た時には、耳を疑った。

いやいやいや、、、。 塩水を満たして、毎日ガンガンに焚く釜でしょーーー!!!

素人から始めてソコソコは出来るようになったとは言え、 バッチリのピッタリに溶接して、 一滴の塩水も漏らさず、 しかもその釜が何年も耐久するレベルの溶接が果たして可能なのか???

今回も職人さんに聞き、 YOU TUBEの動画で研究し、 実際に鉄工所の端材で練習しまくった。

それでも、釜の角から少しは塩水が滲んだ。 そこを同行してくれた耕太郎くんが、バッチリとフォローしてくれた。

生活=遊び=仕事

と、常に言ってるが、引き受けるからには責任が伴う。 出来るまでには、不安とプレッシャーが付きまとう。

やってりゃ出来る! と豪語してたって、出来るかどうかなんて、分かりっこない。

分からないからこそ、徹底的に集中して取り組むしかないのだ。

常に万全で自信に満ち溢れた者などはいない。 心細くても、「やる!」と決めて、排水の陣を敷く。

いや、敵はヨソから来るのではない。

自分の中の、 「出来っこないわ!」 というガードが外れさえすれば、大抵の事は出来るようになる。

いや、、、。 何か、大それた仕事にガンガン取り組みたい訳ではない。

この記事のような、日常の自分の生活のための些細な作業の繰り返しが最も大事。

自分の生活のために必要な作業に取り組む。 それが自給自足生活の基本。

そしてその中に、 ワクワク、 ドキッ、 クッソー、 マジでー、 またか、、、

という、喜怒哀楽に満ちたジェットコースターのような、ドラマチックな展開がある。

それがいい。

それが目的。

出来たら、雨漏りなんてして欲しくなはない。

それでも、何かの拍子に漏り始め、 「いっその事、廃瓦の屋根を葺きかえるかーーー!!」 とか、思い立つ。

そう決めたら後は動くのみ。

いや、、、。 出来たら、葺き替えなんて、したくないんやけどね、、、。

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