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30分で終わるスタッドレスタイヤのタイヤ交換手順

廃材天国の陣です!

ここ瀬戸内の沿岸地域では、まず雪は積もらないですねー。 しかし一応はスタッドレスタイヤを常備しておいて、必要に応じて自分で履き替えます。

今年は正月明けに福知山、舞鶴まで行く事があって、スタッドレスを履かせていました。 これからこの冬の間に雪の所に出かける予定はないという事で、 また夏用タイヤに履き替えました。

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タイヤ交換の工賃はバカにならない

一本1,000円ぐらいのものですがスタッドレスに替え、 また夏用に替えるという往復の工賃が掛かりますからねー。 自分で出来た方がいいに決まってます!

こういう定期的にプロに頼む事をセルフでやる事は意義深いです。 毎年確実にかかるコストをカットする事。 もっと大きな意義は、 「自分の家で自分の気の向いた時に、手軽に出来る。」 という所にあるんです。 わざわざ車屋に行く事なく、ササッと出来るメリットですね。

とは言え、車載のジャッキと工具ではソコソコ大変な作業ですのでおっくうになりがちです。 僕も油圧のフロアジャッキを導入してから、 気軽に自分で交換しようかというマインドになったものです。

今回は夏用タイヤからスタッドレスに替えた時の手順で説明します。

中古タイヤの仕入れ方法

スタッドレスも夏用タイヤもホイールも中古で揃えます。 うちでは、丸亀市内の榎本商事という中古タイヤ専門の業者で買います。 これはよくある「中古ホイール&タイヤショップ」のような店でありません。 超大量に中古タイヤを集めて海外に輸出している業者です。 前もってサイズを伝えておくと探してくれて一本2,000円~4,000円で買えます。 4,000円のは新品同様クラスです。

榎本商事のヤードの様子。 常にとんでもない量のタイヤがあるんです。 その場ですぐになくても、1ヶ月ぐらい前から探してもらうと大抵のサイズは出てくるものです。

スタッドレスタイヤの保管場所

スタッドレスタイヤは保管場所も悩ましい所ですね。 特にうちの天ぷらカーのグランドハイエースのタイヤなどは大型ですからね。 地面に置くと場所を取るし、直射日光や雨には当たらない方がいいし。 という事で、この倉庫の屋根裏に使わないハシゴに乗せて保管してあります。

こんな状態で、ホイールに入れておかないとセルフでの履き替えは出来ません。

ホイールの購入はヤフオクですね。 このグランドハイエース純正のホイールが4本で15,000円でした。 純正で四駆用のがそれしかなくって落札しました。 ヤフオクは需要と供給なので、運がよければ4本で5,000円というホイールもザラに出てますよ。

油圧フロアジャッキでジャッキアップ

アストロプロダクツで、19,800円のアルミ製油圧フロアジャッキ。 こちらは同じ値段で3tなので、こっちの方がいいかも?

以前はコレを使っていました。 同じく2tなのですが接地面積が小さいので不安定でした。

アルミのデュアルストロークのジャッキに代えてから、 1ストローク辺りの揚程が大きいのと、 ほんの少しだけしかレバーが動かない場所でもグイグイ上げてくれるのが頼もしいです。

コンクリ面のない廃材天国では、集成材の厚い板の上にジャッキを置きます。

フロアジャッキと車載のパンタジャッキの決定的な違いは、ココです。 パンタジャッキでは、一つづつしかタイヤを持ち上げる事が出来ませんが、 フロアジャッキなら両輪同時なので、作業効率が格段に上がります。 特にこういう使い方の場合は、接地面積の広いものが安定感が違います。

ジャッキスタンド

3tのものです。

こんな感じで車本体を受けるような形で使います。 タイヤ交換なら使わなくてもいいですが、 車の下に潜り込んで作業する時には必須ですよ。

インパクトレンチでタイヤを外して、交換作業

車屋さんが使うエアインパクトレンチじゃなくても、この大工用のインパクトレンチで十分です。

これはヤフオクで5,000円ぐらいでした。

「しかしタイヤ交換のためだけに買うのもなー、、、。」と言う事で、 インパクトドライバーに、このナットに合うソケットを付けたらどうでしょう? 答えは❌なんです。

それは「締め付けトルク」の違いなんです。 今回紹介したマキタインパクトレンチ6905Hが294N(ニュートン)です。 車屋のエアーインパクトレンチで、300~600Nです。 対するインパクトドライバーは、140~170Nです。 まず、ホイールナットを外す事すら出来ません。 これなら312Nですので、エアコンプレッサーをお持ちの方なら安くていいかもです。 ツインハンマーのこちらは値段もいいですが、締め付けスピードも早くて、エアの消費量も少ないです。 よく車屋さんの「パラララララッ」と軽快にタイヤを外してるのがこのタイプです。


ガリガリガリーッ、と一瞬で外し終えます。

簡単に外せました。

スタッドレスタイヤを入れて。

インパクトレンチでガリガリやって、一瞬で交換完了ですー!

最後は、全てのナットを一つ一つ手で増し締めします。 これは行きつけの車屋に聞いたポイント。 タイヤ関しては念を入れるに越した事はないとの事で、納得です。

空気圧のチェック

タイヤのサイズと空気圧は、運転席のドアを開けた所に書いてあります。 4駆というのもあってか、前輪の方が空気圧が高いですね。

こういう空気圧計付きのもので、米式バルブに対応しているものだと車にも入れられるんです。

まとめ

こうしてソコソコの工具が揃っていると、 一連の作業は30分ぐらいで終えられます。 これが1時間以上もかかるようだと、自分でやるのがおっくうになるんです。

工具や道具もあり、何度かやって流れを掴むとこっちのもんです。 「ちょこっと合間で交換しとこ!」 と、サラリと取り掛かり、即座に終わらせる事が出来るのです。


これはセルフビルド、自給自足、田舎暮らしにおいては、最重要事項だぞ! まず取り掛かる事自体にエネルギーを使うようではダメダメ! サッと動いて、ズバズバやっつけろ!! やりたい事が出来ない根本は、取り掛かってもいないんだ!!!

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