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材料厳選、こだわりの手作り味噌の作り方

年に一度の味噌作り。


自分の所のお米を麹屋で加工してもらう。 もって帰ると、すぐさま広げて固まりをほぐしてバラバラにする。

豆は宇多津の「くぼさんのとうふ」で使われてる契約栽培の豆を分けて頂く。 塩は天草塩の会の「小さな海」。 味噌作りに必要なのはこの3つ。 シンプルな材料だけに、最高の品を使う。 間違っても、外国の豆や1㌔300円ぐらいの安い塩ではいけない。 そもそも5㌔で500円というJTの精製塩は、決して口にするものに使ってはならない。

売り物の味噌や納豆の「国産大豆100%」というのは51%国産なら、そう表示していいという決まり。 「遺伝子組換えではない」というのだって、輸入元で分別してたりしなのが常識。 偽装問題も高級品だったり、あまりにも酷いものが氷山の一角として報道に取り上げられるだけ。 だって、9割以上が輸入大豆なのに、どのスーパーにも「国産大豆100%」の品があるほうがオカシイ。 考えたら分かるのを考えないようにしてるだけ。

よく聞くいい訳が、 「そんなに気にしてたら買うもんないやん。」 「そんなにヤバイのなら国が規制する筈やろ。」 「みんな買ってるんやから。」 そういう事言う者に限って、病気になった時に「降ってわいた災難!」と騒ぎ立てる。

買うものはちゃんとある。 原発事故で分かった通り、国は大手に不都合な規制などしないし、責任など取らない。 みんなが買ってるから問題なのだ。

買うより作る! 材料を厳選する! それが何が起ころうとも、「誰が責任取ってくれるんや!」と騒ぐことなく自分で責任を持つスタイルだ。

一年分の味噌を作るまでしなくとも、せめて「大豆、米(麹)、塩」以外の添加物の入らないものを求めよ。 ついでに毎朝味噌汁を作って飲むのだ。

えー。 前置きが長いけど、味噌作り当日の様子。


豆がよく煮えて柔らかくならないといけない。 僕が暗いうちから段取りして火を焚いてると、起きてきた子どもたちがそれぞれ手伝う。


薪ストーブの上でも寸胴で煮る。 真ん中の小さな鍋に一升分の豆が計っていて、分量を計る時の目安にする。


煮上がった豆を麹と混ぜて。


秋山家で昔から使われてるミンチ機ですり潰す。 土歩は塩の計量中。 あっこちゃんは仕込む容器を準備。


出てきたものに塩を混ぜる。


味噌作りの定番でもある、ぶつける工程。


ミンチ機を回す作業、塩を混ぜる工程、団子にしてぶつけるこの工程と子どもたちは飽きないように代わる代わるやってくれる。


いつもこの日は豆料理。 残った豆で菜花と和えものに。 オリーブオイル、味噌、スダチという味付け。


もうサラダで食べるような大根じゃなくなってるけど、味噌を試すために。 左のは4年物、真ん中が去年の、右のはおととしの。 どれも個性があって美味しいけど、子どもたちは古過ぎないフレッシュなのが好きなよう。


これは豆の煮汁で炊いた煮物。 筋が入りつつある大根も薄切りにすると美味しく食べられる。 濃厚な豆の煮汁はカレーやシチューなどの洋風料理にも合う。

一つだけ課題として残ってるのが、仕込む容器。 あまりにも大量に仕込むので、プラスチック製を使ってる。 ここは元陶芸家として、自分家専用の味噌甕を作らなければならない。 最近陶芸の作業してるので、丁度いい。 味噌用、漬物用、嗜好品の発酵用と、色々作ってみよう♪

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