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ウッドデッキの下地を古電柱で作るには

超スローペースで進んでるゲストハウス作り。 前回、階段の準備が出来た所までいってた。


この電柱の上に石のステップを乗せる予定。

階段はちょっと置いといて、左右のコンテナを繋ぐデッキの下地を作る。


電柱をチェーンソーでカットして。


この上に持ち上げる。


一旦預けて。


裏からコーチスクリューで止める。


二本目。


電柱同士は低速ドリルに長いキリを付けて貫通させる。


ボルトナットが飛び出るので、ノミで削って。


寸切りボルトとナットでガンガンに締める。


立てかけた電柱置き場から一本づつ取り出しては、チェーンソーでカットして持ち上げる。


この日は野遊と二人でやったのでサクサク進んだ。


デッキのイメージが出来てきた!


下地完成。

この電柱の間隔の事を「ワリ」と言い、上に乗せる材料により間隔が決まる。 普通、大引きという横向きの柱のような材料は105㎜。 その下を支える短い柱のような束は1800㎜ごと。 で、大引きと大引きの間隔は900㎜。 それは、その上に入る根太という45㎜角の材料がそのぐらい飛ばしても平気だから。 その根太のピッチは303㎜刻み。 なぜなら、その上に来る材料の1820㎜(6尺)を6等分した長さであり、 フロア材の厚みが12~15㎜なので、強度的に約30㎝ごとに下地が入ってないといけない。

廃材建築の場合はそういう常識通りではない。 上に使う材料がしっかりしてたら、下地の感覚は大目に飛ばしても構わない。

今回の電柱の間隔は857㎜。 これは6mのコンテナを7で割った数字。

上に乗せる廃材が厚い(40㎜)ので大体900㎜ぐらいは飛ばせる。 900ピッチでは最後が短くなるので、等分して857㎜となった。

もちろん電柱は丸太だし、これが5㎜や10㎜ずれたって何の問題もない。 一応の目安ぐらいのもん。

このようにワリとは、材料の等分と強度によって、どのぐらい間隔を飛ばせるか? こういうのはやってるうちに大体分かってくる。

先に書いた303㎜ピッチで!とか言うのは新品の材料を使ってリフォームの仕事をし始めてから知った事。 一軒目の廃材ハウスも、現在の廃材天国も建てる時に、そんな常識的なワリなど無関係。

そもそも材料が揃っていない廃材という事で、統一出来ない。 産廃と呼ばれる廃材を使うのだ。 あらゆる工夫をしながらじゃないと使えない。

また、 「コレどやって使お~??」 というモノを眺め回して、 「よしっ、アソコに使えるやん!」 という思いつきがまた楽しいもの。

この次の記事に登場するこの丸太の上に乗せる廃材板は、 自分からしても 「よくここまでして使うなー。」 と思えるレベル、、、。

次の工程をお楽しみに~~!!!

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