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【廃材利用】納屋をリフォームして部屋にする

大忙しの廃材建築家。 ここの所、店舗の改装と近所のリフォーム工事と掛けもちで出ずっぱり。

決して嬉しい悲鳴じゃなく、自分の家の作業がしたい、、、。

頼んでくれる施主は他に頼むアテがなく、〇〇工務店とか△△建設の事務所を訪れる程ではない仕事。 しかも、親しい人や近所の人、ご縁のある者からの依頼なので、喜んで儲けさせてもらう♪

ここの所は実家の隣の隣という超ご近所のリフォーム。 納屋を改装して部屋にするという依頼。


こんな感じの築30~40年の割と新し目の納屋。 コンクリート土間に床を作って、部屋にする。


こういうリフォームの時には廃材の出番は少ないとは言え、柱には使える。


床の下地の垂木。 これは近くの工場から出る、梱包材の廃材。 50㎜×50㎜という寸五角よりも一回り大きい材。


シャッターは今後閉めない前提でアルミサッシの窓をつけて壁の下地を作る。 もちろんサッシは廃材。 たくさんストックしてあるのは自分の所用と、こういう仕事を頼んでくれる施主にだけ奮発することにしてる。


「大同3000」という型番のプリントを張る。 既存のは色褪せてマッチしないけどしょうがない。


床はコンパネ。 お高いフローリングは割愛して、施主がカーペットを敷くそうな。


スキマ風防止に「透湿シート」を張る・ ビニールシートで覆ってしまってはいいけないので、「透湿」。


部屋の内側からプレーナー加工済みの美しい杉板を張る。


こんな感じに張ってゆく。


部屋の裏側は透湿シートを隠すためにベニヤを張る。


電気工事と水道工事の依頼もあったので、「わあい」のマサに応援を頼んだ。 昔ながらの電線工事。


被覆を剥くとこんな芸術的な銅線が!!!??? 圧着のリングスリーブもなく、当然差し込み式の「ワゴ」もない昔は職人がこうやって電線を繋いでたんやーーー!!! 電気工事士のおっちゃんに、「コンセントやスイッチのネジが弛むとそこから火花が出て火災になるんで!」と常に言われてる僕としては、この昔の電気工事の職人にリスペクトぜざるを得ない。 圧着工具がなくっても、こうやって遊びなく電線を配線してたんやと。


部屋の裏の部分には給排水をとった。 ここらはマサの仕事。


給水と屋外への排水はマサがサクサクッとやっつけてくれた。

約10日間でこのプチリオフォームを終える事が出来た。 廃材使えば経費かからんし。

「廃材でもええから、安くて出来たらいい。」 こういう切実な要望に応えられる工務店があるか! 否!!! 会社でやってる所には到底無理。


キチッと廃材の建具も入ってイイ感じ。 完成!!!

一人でやるには大変だったんで、マサに2日間来てもらって堂々完成!

よそから頼まれた仕事でここまで廃材を使えたのが嬉しい。

ていうか、こんな風に廃材使って適当でええから言うたって、プロは応じてくれんもんな~。

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