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【中古住宅リフォーム】築30年の中途半端な民家の改修工事

5~6月にかけて、築30年の民家のリフォームをした。

廃材建築家にとっては、新品のフロア材やプリントベニヤなどで美しく仕上げるという珍しい仕事。


古い畳の部屋。


畳を剥がして、下地を作る。


フローリングを張って、土壁の上にプリントベニヤを張った。


二間続きの畳の部屋。


一階部分には、床下からの底冷えを防ぐためのスタイロフォームを張った。


こんな感じ。


土壁の上に下地を作り。


コンセントも新設。


ダイニングキッチンは壁も天井も白にした。


ペロペロに剥がれた軒天をケイカル板で張りなおす。 昔は軒天ベニヤというのが普通だったよう。 こういう所には、最初からベニヤ板なんか使わない方がいい。


壁はキレイに仕上がったが、古いアルミサッシに問題がある。


柱がナナメッてて、サッシがキッチリ締まらない。 家そのものが微妙に傾いてるんで、どうしようもない、、、。


そこで、凄い技を閃いた!


ナゼか実家にあった、ガラス切りを持ってきた。


サッシをバラして。


ガラス切りでケガく。 そう! 柱の斜め具合に合わせて、サッシを斜めにするのだ。


ペンチでペキンペキンと折り、最後の微妙な所は、ダイヤカッターで、チリチリチリと削る。


少々のガタガタはサッシのアテゴムで隠れる。


当然、アルミの枠も少しカットして、元通り組み立てる。


ほい、解決。

いや、割れたらどうするん!? て思うよね。

僕もそう思ったので、 事前に廃材天国に大量にストックされてるアルミサッシの一つを犠牲にして、練習しておいた。 一回の練習で、割と上手くいったので、本番用のサッシでも躊躇なく取り組めた。

最初は不安だったので、サッシ屋に電話して、 「1㎝ぐらいだけ、斜めに切って欲しいんですけど。」 と、言ったが、 「そんな事はした事がない。」 で、一蹴された。

そんで、しかたなく自分でやってみた。 こんな素人の発想でも、実際にやってみると、上手くいくもの。

「どうしよ~。」 と、困った問題が起きる。

何日か宿題として、寝入りばなにグルグルと考える。 何かのタイミングで、「!!!」と閃く。

この、モヤモヤした状態から、閃きがくる。 しかし、上手くいくかまだ不安、、、。

そしてその閃きを行動に移す。

ココだ! このタイミングが一番ワクワクする。

プロでさえやらない、常識ハズレの芸当こそ、プロに教わらない素人の得意とする所。 何だかんだで、もう16年もやってるからねー。

建築のプロを目指さないが、廃材建築のプロになった。

適当仕事=適正技術 直面力 イキアタリバッチリ

廃材だけで家を二軒も建てれば、新品の材料買ってのリフォームなんか、ママゴトみたいなもん♪

面白かったし、施主も喜んでくれてよかった~~!!!

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