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海水を汲んできて自家製塩作り③即席の窯を作って海水を炊く

塩作りも三日目に入った。


耐火煉瓦の上にアングルを置いてみた。 これは6㎜の鉄板を溶接して、自作アングルを作ったもの。


新登場の大釜と、二日目まで炊いてた二つの鍋を置いてみる。 なんかいい感じ~!


スキマが結構ある。


鉄やアルミの廃材をテキトーに置いてスキマを埋める。 この上は泥で埋めるので、このぐらいで十分。


こんな感じ。


ベチャベチャッと泥を塗る。 煙突も立ち上げた。


反対側からのビュー。


海水を入れて、着火!


太い薪がドッカリ入っていい感じ。 予想通り、焚き口が一つで、3つの鍋釜が炊けるのは超楽。 それに、手前焚き口からはほとんど煙が帰って来ずに、ちゃんと煙突から煙が出てる。 これは窯の構造がいい証拠。

こういうテキトーな窯作りは、備前焼の弟子時代には思いもよらなかった。 備前焼の会派に属さない、アウトロー陶芸家の小向さんに出会ったのが、ターニングポイントだった。

耐火煉瓦もロクに使ってない自作の窯を焚きながら、 「ちょっと、引きが弱いな。」 「よし、もっと煙突を高くしよう!」 と、その場でレンガを積み上げたり。

当時の僕は、 「こんなんでええんかーーー!!!???」 と、目からウロコが落ちまくり!!


三日目も一日中雨だった。 ピザ窯の軒から落ちる雨だれをギリギリでかわしてる。


もうもうと蒸気を上げる。 こんなに大きな釜でも、沸くまでそんなにかからなかった。 やはり耐火煉瓦の蓄熱による効率アップは大きい。 移動式の鉄板製カマドとは、薪をくべるペースが段違いに遅い。


やっぱ、窯の火の前は要るだけで癒される。

という訳で、一日半で作った即席の窯にしては十分という結果になった。

16年前に、全長7mの陶芸の窯を自作した所からの窯作りライフが始まった。 それからピザ窯は20個以上、カマドは10個ぐらい作ってる。

もちろん、仕事として請け負う場合はキチンと作るが、今回の即席窯はこれで十分。

クールに決まった! 自画杜撰!!!

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