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芋と柿の収穫

芋掘りした芋は一日畑で乾燥させた。 こうした方が皮がしっかりしてキズがつきにくい。 とにかく、赤紫の美しい掘りたての芋は手でこすっただけで白くむけてキズになってしまう。 そこから黒く腐って苦くなるので、細心の注意が必要。


午前中に一度ひっくり返して、裏も十分に乾燥させた。 午後になって収穫。 野遊は3日間休んで久し振りに学校に行った。 学校に行ってないチームで収穫。 田んぼや畑の作業とか子どもたちは大好き。 特にこの芋ぐらいの小規模な作業が好き。 延々と同じことが続くと飽きてしまう。


大きいのと小さいの、クワで傷つけてしまったのと選別しておく。 傷がついたのから食べていく。 実家の親父の所と弟の所と3家族で食べるので、年内にはなくなってしまう。 もっと大量に作ると寒さに対する保管がデリケートになるけど、ここ香川の瀬戸内沿岸では大丈夫。


柿も収穫の時期。 これはおじいちゃんが生前に植えた柿。 剪定も何も世話しないけど、毎年成ってくれてる。 果樹は植えて最初の頃に草に負けないように管理しさえすれば、後は勝手に成ってくれる。 自家栽培の旬の果物って、年に一度のご馳走のようなもの。 量を採ろうと思う必要はない。 この一回の収穫、一回食べる感動。 それで十分。

うちでは脱砂糖の生活+果物を買って食べるという習慣はない。 サプリメントも摂らないし、酵素ジュースも仕込まない。 普段の玄米ご飯と梅干し、味噌、漬物というベースの食事で完璧。 ましてや栄養素のためと考えて、買った果物をブレンダーで潰して飲むのは気が進まない。


人間のテクノロジーで、〇〇の中に含まれる△△という成分が免疫を活性させるとかいう事が分かってきた。 そういう事が分かる事は悪くない。 分かれば分かる程、「日本の昔の食事は理にかなってるんやなー!」と納得することだらけ。 その分かったエッセンスを抽出して顆粒や錠剤にして、毎日摂取したってダメダメ。

食生活とは、丸ごと、トータル、全部なのだ。 つくづく、木を見て森を見ないような情報が溢れてる。 バリバリ労働して、ご飯で腹一杯にする。 その基本にプラスして、こういう旬のギフトを食べる感動で十分。


小さいのを丸ごと素揚げにした。 天草の手作りの塩「小さな海」をつけて頂いた。 ネットリとして美味しい。 最も、芋は掘りたてよりはしばらく置いた方が甘味が増して美味しくなる。


ピザの生地錬りの作業。 何でこんなに楽しいのか分らんけど、異常に楽しそうな子どもたち。



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