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レシプロカルフレームの鶏小屋を土屋根化した②

先日の、鶏小屋の土屋根化はまだ完成には至ってなかった。


前の記事の中で紹介した、「ベースモルタルB」を練って、ブルーシートの端を隠すために塗る。

この製品は一袋が1500円もする。 普通のセメントは400円ぐらい。


ベースモルタルBが足りなくなりそうだったので、裏側のつきにくい部分を優先させた。 後の上の部分は、砂とセメントを混ぜる普通のモルタルでいい。


セメントも前に使った残りがあった。 残ると必ず、ゴミ袋に入れてキツく縛って保管する。 そのままだと数ヶ月で固まってしまう。


通常は砂3にセメント1の割合。 今回のような薄くてつきにくいような細工の場合は2:1で配合する。


ゴム手袋で塗ってゆく。


前回の残りを塗り終えた。


こんな感じ。


土を足して、ブルーシートが完全に見えなくなるようにする。


真ん中の穴の部分はプラスチックの板でガードする。


この部分はレシプロカルフレームの空洞になってるので、そのまま土を乗せるのはよくない。


板の上には廃瓦を置く事にした。


こんな感じ。


完成。


これがブルーシートの状態。


アフター。 フニャフニャの縁のモルタルがカワイイ。 ブルーシートも完全に隠れていい感じになった。

奥の井戸の屋根はたくさん(20cmぐらい)土を盛ってるので、よっぽど晴れ続きでないと常に草が生えてる。 最近のようによく雨が降ると、鶏小屋の方でも草は生える。 ただ、5~10㎝ぐらいなので、すぐに枯れてしまうと思う。 今回は強度的にあまり厚く盛れなかったのでしゃあない。

このレシプロカルフレームでの小屋作りは中々面白かった。 労力も角材でパパッと作るのと、さして変わらないぐらいで出来た。

小屋の真ん中に柱がないので広々として、使いやすい。

まず、こういう小屋ぐらいの規模で、ゼロから廃材だけで完成させると、イメージが掴みやすい。 丸太と角材の接合部分なんか、90㎜のビスだけ。 それで十分。

こんな小屋に、「ホゾ穴開けて、組み合わせて、、、。」とか、「まず設計図を描いて、、、。」とか、不要。 全く不要! というか、ない方がいい。

あるもんで作る 廃材だけで作る 即興で取り掛かる ザッと終わらせる

こういう条件を満たそうとするのが、素人のブッツケ本番建築の極意。

決して大工さんの技術を目指したりしない事。 チマチマと丁寧にやり過ぎない事。 完璧を目指そうとしない事。

じゃなきゃ、長続きしない。

実際に住んでる廃材の家だって、こういうノリで作った訳。 むしろ、こうじゃないと出来ていまい。

これでいいのだ!!!

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