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【店舗看板】廃材の梁を利用して作る

廃材加工の仕事が来た。 廃材を用いての看板作り。

2年前ぐらいに東京の商業施設内にオープンした店が成功して、横浜に支店を出すからまた作って欲しいと。


解体屋に持ってきてもらった廃材の中から、丁度いいのをみつくろう。


施主の希望のサイズのがあったので、カットして磨く。


文字を彫り込む面は近くの工務店に依頼して大型の自動カンナを当ててもらった。


こんな感じで彫り込む。


着色して塗装で完成。

時間的にはたいした事ないけど、ちゃんとした店の看板なので、細心の注意を払う。 自分の家を作る時のなんちゃってテキトー仕事というノリではいけない。

廃材を使っての倉庫などからこういう看板まで、色々仕事が来る。 そのお蔭で、本業は「元陶芸家」という感じになりつつある。 実際には「廃材生活実践家」の方がフィットする。

医食住、エネルギーをプロに頼まずに自給するという事は、自分もまた何かしらの「プロ」なり「専門家」を目指さないという事。 廃材集めて商売するために産業廃棄物取扱いの免許を取りたくもない。 世に溢れる廃材のほんの一部をかすめ取り、自分の家なりこういう仕事で現金収入にする。

陶芸も完全に辞めた訳ではなく、細々とは続けてる。 移動式のピザ窯の出動も年間数回とはいえある。 全て「たまにしかしない仕事」。 でも、「僕にしか出来ない仕事」であり、確実に需要がある。 これから数ヶ月間、全く頼まれないという心配はない。 むしろ、ちょっと間を置いて頼まれるぐらいじゃないと、自分家の修理や増築もしたくても出来ないという状況。

非電化工房の藤村靖之さんの提唱する「月3万円ビジネス」のような感じ。 http://www.hidenka.net/indexj.htm 非電化工房のサイト

月3万の仕事を数個持てば、ベースにお金をかけない田舎暮らしなら十分成り立つ。 自分にしか出来ない仕事。 ライバルの居ない仕事。 スキマ仕事。 ニッチ仕事。 ビジー(忙しい)じゃない仕事なので、最早ビジネスとは言わない。

その分自分の生活のための労働をする。 家を建てる。 田畑をする。 薪を作る。 要は医食住、エネルギーの自給に充てる。

自分の生活のための作業の方が遥かに大事。 忙し訳ではないけれど、自分の時間の大半は自分の家族の生活のための労働をするのが、僕にとっては普通。 その中の少しの余分の時間を人から依頼された仕事に充てる。 そういう確実な優先順位がある。 生活のための労働に支障をきたす程の仕事は引き受けない。 無駄な営業も販促も皆無。 これは理想でも夢でもなく、人生の健全な経営のための必須ノウハウ。

さあ、次は風呂場が雨漏りしてるのを直そうかな♪

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