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【古民家再生】神戸の外れの築100年超えの古民家再生ワークショップ②(柱の入れ替え、床下地編)

うぶすな助産医院の古民家再生合宿第二回目に、スペシャル講師として行って来た。

10月の第一回目の様子 http://kadoya.ashita-sanuki.jp/e882613.html


あれから、2ヶ月間でコツコツと、解体や片付けの作業が進んでた。


まだ一本、どうしようもない柱があったんで、取り替える。


ジャッキで上げて、問題の柱をチェーンソーでカット。


しっかりした廃材の4寸角の柱を入れた。


今回のミッションの一つ目は、この家の床を作るための下地を作る事。 「柄」を受ける石を並べる。


廃材の中かかゴツイ材を選び、「大引き」(床を受ける太い材)に使う。


柄石と大引きを並べる。


地面はデコボコ、柄を受ける石は丸かったり不揃い。 こういう状況で床の水平を出すテクニックを伝授。 取り掛かる前はみんな??? やってみれば、「なるほど~~~!!!」の、目からウロコ。


この材が太いので、「掛け継ぎ」にする。 まず、チェーンソーワークで材を削る。


これは、どこまで削るかの合図をもらいながら、チェーンソーを使うやり方。 「廃材王国」のハセヤン直伝のテクニック。


何度も削っては合わせて、こんな感じ。


バッチリ決まった!


みんなで記念撮影!


日暮れが早いので、夕方からは投光器をつけての作業。


田の字の4部屋のうち、3部屋までの大引きが入った。 残りは、主宰のえいたとスタッフのナオトくんの宿題。


みんなで現場ご飯も楽しいもの。

みんなで作業して、みんなでご飯食べて、みんなで温泉に入り、みんなで呑みながら語る。 超凝縮した合宿になった。

いやーーー!

ほんとによくやったー!!

素人出身の僕は、いわゆるプロの仕事を目指さない。 全く未経験でも、こうして人数が居た方がいい。

特に廃材を使って、こういうボロボロの古民家を直すというのは得意中の得意。 今まで作った二軒の廃材の家はどっちも、一からの新築やけど。

その廃材の家を作るための、材料集めとして、解体現場に通った。 そこでは、作ったのと反対の順序で解体されてゆく様子が見える。 それが、「家ってこうなったんかー!」と、超勉強になった。

今回の古民家。 えいたは何人ものプロの大工さんに見てもらったそう。

プロの見解は統一。 「壊して立て直さないといけない。」 「これを住めるように直すのは無理。」 という結論。

だったら、自分らで直そうじゃん! でも、素人ばかりでどこから手をつければいいの? まずはゴミの片付けや腐った床の解体から。

でも、穴の開いた屋根の修理や、一から床の水平を出すのって??? という事で、廃材建築家の僕が、たまに講師でポイントを指導するという流れになった。

今回は、五右衛門風呂作りというのも同時進行した。 柱の入れ替えや床の作業だけでも、ソコソコのボリューム。

それに加えて、既存の風呂を解体して、五右衛門風呂の設置まで!? という、超てんこ盛りの合宿。

改めて、「人数の力はスゴイねー!」と思った次第。

次回の記事に続く。

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