top of page

【薪で焚く陶芸窯】窯の前には銘酒が集まる

夜中に起きて窯場に行くと、テーブルの上は宴の後の様子。 ここが、コレが楽しみでで窯焚きしてる者と、備前のお偉い先生との違い。

親父に聞くと「12時過ぎまで10人ぐらいで賑やかにやんりょったぞ。」と。 平日に近所迷惑にならないのか? それが隣のおっちゃんと、その向かいの僕よりちょい年下の子も来てたそうな。 みんな夜中に火を囲んで酒を飲むのが大好き。

火を囲んで大勢でご飯を食べるのは太古から営々とやってきてる。 そういう先人の叡智がDNAに刷り込まれてる。


たくさん酒が集まってきてた。 みんな親父が純米酒好きというのを知って、色々と持ってきてくれる。


その名も「どぶろく食堂 梅乃里」。 味もいわゆるどぶろくよりも、ちゃんとした精酒に近い。 利き酒すると、しっかりとしたボディの辛口で美味しかった。


高知市でどぶろく特区を取って純米で造られてるどぶろく。 しかも原料米が自家栽培米100%! これからは大手酒造メーカーじゃなく、こういう小さくてもこだわりの所が生き残っていく。


ちゃんと蓋の上にガス抜きの穴がついてある。

という事で、窯焚き×宴会は近所付き合いや異業種交流も兼ねた立派な社交場なのだ。 ここでは愚痴や不平不満のような話よりも、前向きな話が似合う。 外で夜に窯の神秘的な炎の前では話題も自然とクリエイティブになる。

どっちにしても、美味しい酒と手作りのハイクオリティーの肴が不可欠。 いい酒に市販の加工品は似合わない。 僕は夜中が窯焚きなので、夜には飲めないけど、、、。

今日の夕方の寝る前にでもお相伴に預かってみよう。

bottom of page