先日、案内した「塩窯作りW.S.」。
完成した報告。
鉄工所でカットしてもらった、鉄材は予めウチで溶接する。 これは「煙道」と言い、窯から横に煙が抜けるための通路。
下の二辺は曲げ加工済みなので、上の二辺だけ溶接する。
このぐらい付いてると十分。
これは煤の取り出し口。
上にスライドして開け閉め出来るようにした。
上から、焚き口、釜が乗っかる輪、煙道。 煙道から立ち上げる煙突は200㎜のを使う。
煙突を留めるための金具。 壁に留めるのであれば、市販のV字金具でいけるが、樋の裏の鉄材に留めないといけないのでこういう形状になった。
さあ、W.S.当日。 まずはみんなで粘土の塊を砕く。
粘土に砂と切りワラも混ぜる。
踏んで、踏んで!
シートをみんなで、「せーの!」で、引っ張る。
何度も繰り返すと、ロールケーキのように一体化してくる。
サイコロ状にして。
塩窯を据える建屋の中に置く。
窯の大きさを決めて。
焚き口を置いて、壁に穴をあけて煙道をセットする。
これが外。
お昼はバッチリのカフェメニューを出して頂いた。 自給自足合宿にも参加してくれた、大阪のハルトくんが来てくれた。 彼以外はみんな女性だった。 子どもたちも活躍してくれた。
この日はハンバーグ、パスタ、オムライスだった。 どれも全てが手作りでクオリティーの高いお味だった。 最近では、地元の魚や野菜を使ったコース料理も出してるとか。 夜は予約制になってる。 チェックしてねー! http://cafedeflots.com/
美味しい料理と仁尾のみかんを食べた後、作業再開。
上の釜を乗っけるための輪もセット。 それぞれの鉄材からはアンカーを出しておき、土の中に埋めて後から動かないようにする。
どんどん土のサイコロをつけていき。
煙突もセット。 ここまで長くする必要はないんだが、奥の建物よりも高くしないといけないので、こうなった。
自作の鉄の金具にステンレスのV時金具を付けて、煙突に固定。
中の窯もだいぶ出来てきた。
焚き口のフタを置いてみる。
完成!
スレートの倉庫を改造したカフェに隣接する、純和風の塩屋。
カフェの目の前は美しい海。 素晴らしい夕日スポットでもある。
ここからはカフェ・ド・フロの浪越さんの仕事。 一日一回は窯を叩いて締める作業。 ほんの10~15分ぐらいの作業だが、これを怠ると大きなヒビが入る。
粘土で作る窯なので、どこかには小さなヒビは入るもの。 乾燥するまでキチンと叩いてゆくと、ヒビは最小限に抑えられる。
完全に乾燥するのは2ヶ月ぐらいはかかると思われる。 それから火を入れて塩を作る。
去年は巻きストーブの上に業務用のバットに海水を入れて塩作りを始めた浪越さん。 それでも10㌔の塩を作ったという。
今度は大型の釜を発注してるそうなので、ジャンジャン作れる。 カフェの塩の自給はあっという間にクリアしそうなので、塩の販売にも踏み切るそう。
いやー、楽しみ~~~!!!
廃材天国HP http://haizaitengoku.com/
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