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2014年 姫さんの野草料理教室①(採集編)

姫さんの野草教室、相変わらず凄かったーーー!


まずは外で野草の採集の説明から。 姫さんの教室ではこの「採り方」をまず教わる。 輪ゴムとスーパーの袋を持参して、摘んだ野草を丁寧に束ねたりする。


廃材の家のキッチンの前の立派なノゲシから。


この「春のノゲシ」はサラダで食べられる。 「鬼ノゲシ」なんかはイガイガして食べにくい。


カラスノエンドウの採集。 先端の柔らかい所だけを採る。


この時期は先端部分を集めてお浸しでも食べられる。 もっと遅くなると野草茶にする。


ここにはセリが群生してる。


セリは根元の筋の入ってるポキッと折れる部分から採る。


家の裏にはミツバやシャクが生えてる。


移植したミツバが繁殖してる。


これがシャク。 コリアンダーに似た強い香り。


花が咲いてる種つけ花。 美味しく食べるには花の咲く前を採る。


ここからは廃材の家の外に出て散策。


ノビル。 球根を根こそぎ採らないようにするのが大事。


ハコベ。 これはサッと茹でるだけで最高のお浸しになる。


この休耕田にはツクシが一杯。 ということは後で野草茶用のスギナがたくさん採れる。


土歩は慣れてるので、ちゃんと胞子の開いてないのを集める。


これはペンペン草(ナズナ)。 これも花の咲く前に採るのが基本。 葉っぱは和えものに、根っこは驚愕の美味しさのキンピラになる。


タンポポはサラダで美味しい。


根を残して採ると、また来年生えてくる。 何でも根こそぎ採らないのが野草の採取の心構え。


帰ってきて、仕分けと掃除。 この作業が大事。


タンポポのサラダ作りのポイントを姫さんから伝授。 どの野草も姫さんの料理に天ぷらはしない。 天ぷらにしてしまうと何でも同じ味になってしまうから。


オリーブオイルを回しかけ、酢と醤油だけのシンプルな味付け。 うちの庭の鶏の卵がアクセントになって最高のサラダ。


フキノトウのジェノベーゼに仕上げのフキを散らす。


ランチは姫さんの野草パン(ヨモギの葉、フキノトウ)と野草パスタ。 パスタはフキノトウのジェノベーゼとノビルの2種。 あっこちゃんが作っておいた菊イモのポタージュも人気だった。 タンポポのサラダもあっという間になくなってしまう。


デザートには最近よく作ってるサツマイモのモンブラン。

ランチの後には、更にディナーのための掃除をみんなでお喋りしながら。

夜のディナーに累々出る料理は明日に続く。

姫さんの野草教室の凄さは、採集から掃除、料理と一連の工程の洗練された細やかさにある。 ザッと採る僕はいつも怒られる、、、。

野草=自分で育てなくていい 採る時期の見極めや、丁寧な採集と掃除を考えると、菜園の世話の方がよっぽど楽。

野草=タダ 文字通り、莫大な時間と労力をかけないと美味しく食べることなど不可能。

野草=その辺にいくらでも生えてる こんな見当外れの感覚で採ってるから、タラの木がなくなったりする。

こうして書いてると、益々姫さんの草たちや自然に対する畏敬の想いに感心させられる。 菜園で野菜を育てようと、こうして野草を採ろうと、自然に対する人間の想いが重要。

単に天ぷらにしてすまわず、お浸しや和え衣作ったり、料理の感覚の鋭さも学べた。 参加者は普段の料理にも活かせるポイントが多数あった事と思う。

食糧難になるから野草を食べる?

問題を起こした時の価値観なりマインドセットと同じで、行動だけ変えたってダメダメ。 どうせまた、そこで採り過ぎてなくなったりと問題を起こす。

食糧難、金融危機、ワーキングプア、原発問題、癌、鬱、、、これらは全部同じ原因から起こる枝葉なのだ。

姫さんからはその根本を学べる最高の機会。 2014教室も最高の会になった!!!

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