自給自足合宿二日目。
まずは早朝に天ぷらカーで一軒目の廃材ハウスへ。
今の廃材天国とは違い、完全にバラックという一軒目。
住居の中へ。
雨漏りもなく、未だに住める状態に保たれてる。
一軒目の廃材ハウスから、廃材天国に帰ってきて、朝ご飯。 玄米ご飯に味噌汁。 味噌の酵母を活かすために各自がお椀で味噌を溶かす。 これは毎朝の秋山家の朝食の基本。 それにキンピラゴボウ、切干大根、ひじきの煮物という食養の三種の神器を加えた。 どれも、砂糖はおろか味醂さえ使っていない。 切り方や炒め方などの火の入れ方によって素材の旨味を引き出して、醤油だけで十分美味しい。
解体屋の社長をお迎えしての、廃材の実情の話。 みんな真剣にメモを取りながら聞く。
この後は二軒目になる現在の廃材天国の建築談義。 これもプロジェクターで写真を写しながらの講義。
いつもイベント出店で出してる玄米ライスバーガー。 これが昼食。 車麩のカツにみかんペーストと3年醸造の醤油という自家製ソース。 蒸したカボチャやナスに、マスタード、ロケットが効いてる。
雅の育てた小豆で小豆カボチャ。 これも食養の基本の料理。
これにスープでお昼ご飯。
午後からは屋根に上っての実習。 タイヤショベルのバケット一杯分の瓦を持ち上げて、みんなで少ない部分に運ぶ。
屋根の総面積80坪という広大な屋根。 バラバラの瓦での瓦屋根が廃材天国にピッタリ。 実際に上がって作業してみると、「本当にこんなのでいいの?」と、衝撃を受ける。
よく晴れて屋根の作業が気持ちいい。
お次は雅の「自給農法」の講義。
講義は短めにして、畑での実習。 畝を作る工程と種まき。 人参、大根、カブをまいた。
粘性が強くて水はけが悪いという、畑には適さない所での畝作りや作付けの実習。
ポットに種をまいて育てた白菜の苗の定植。 結構細かいけれど重要なポイントが散りばめられて、僕も勉強になった。
夕方からはピザ窯を使って、みんなでピザパーティー。
出来たてのピザにはプレミアムビールが進む。 中瓶一ケースでは全然足りなかった、、、。
自家製バジルソースのピザ。
前日のモチとうもろこし入りポテサラの残りに茹で卵のスライスをトッピングしたトマトソースピザ。
ひじき煮、切干し、キンピラの残りにモチアワで作ったチーズもどきのベジピザ。 こういうのが以外と美味い。
トリのフルーツピザ。 甘酒餡子とチーズがトロリーンと溶け合って、アツアツのフルーツとの相性抜群。
合宿の醍醐味はやっぱり夜。 みんなで語りながら飲み明かすのが楽しい。
僕の講義もいいけど、同じコンセプトで集まったみんなからの話は面白い。
「自分で自給自足なんてできるかどうか分からないけど、ヤル気が出てきた。」 「ここに来るまでは一から建物を建てるのなんて全然イメージわかなかったけど、陣さんも始めは不安があったり失敗したりという話を聞いて安心した。」 「ご飯のおいしさにとにかく感動しました。これからの手作りが楽しみです。」」
これから結婚する者。 既に、古民家を借りて自給自足を始めてる者。 今から土地を探して移住を目指す者。
みんなの具体的な話が出ればでる程、僕の経験からアドバイスが出来る。 このぐらいの人数だと、濃い話が出来て丁度よかった。
コメント