玄米珈琲の需要がポツポツとある。 置いてくれてる店から、受注がが入ったりもする。
少し涼しくなったとは言え、薪で炒る作業は超暑い!
最初は弱火で炒る。 ここの火加減がポイント。 ちょっと、強くなり過ぎてしまうと弾けてポップコーン化してしまう。 そうならないように、火が強くなり過ぎると薪を引っ張りだしたり、場合jによっては中華鍋ごと外さないといけない。
薪ストーブを焚いてる時期はストーブの下の部屋で予備炒りが出来るからこういう風に気を使わずに済む。 夏に一から炒ると、冬場にしっかりと作ってストックしておく必要性を実感する。
ゆっくりじっくり炒ってると、焦げ茶色になり火を強めても弾けなくなる。 この焦げ茶色という段階はかなり黒くならないといけない。 そこからはもうもうと煙を出しながら黒炒りにしていく。 「もうこのぐらい茶色になれば強くしてもええやろ。」と横着すると、バンバン弾ける。
最終段階では、火から外しても尚混ぜ続けないといけない。 ここで混ぜるのを止めると、ネチャーッと塊になってしまう。
これでやっと完成。
袋に入れてシーラーでパックして売り物になる。 一個500円で販売する。
先日もたまに買いにきてくれてる友達が、買いに来てくれた。 彼女の旦那は癌で、本人は食の大切さの事にピンと来てなく、「彼女が「絶対に私が治してみせる!」と意気込んでた。
それだけに、最近の検査で癌が無くなってたという結果に大喜びしてた。 もちろん、玄米珈琲で治ったという訳ではない。 彼女が、単身赴任で居酒屋中心の旦那さんの食事を、家でご飯中心の手作り食に変えたというのが一番やと思う。
こと、食に関して「コレは身体に悪い!」、「アレを食べなさい!」と無理強いするのは最悪。 肉がいけない、砂糖がいけない、添加物が、、、とチマチマ言う前に、本当に美味しいものを作れ!
最悪なのが、薄味信仰。 梅干しと味噌を毎日食べて、伝統調味料にすれば塩の取り過ぎなんて起こらない。
そういう意味では、頑固な旦那さんの習慣をよくぞ変えられたと感心する。 ご飯(玄米が最高だが)をモリモリ食べて、加工品を辞めて、発酵食品の恩恵を受ける。 これは食べてる本人が一番実感するからね。
マクロビだ、ローフードだ言う前に、イイ塩で鰺の塩焼きをちゃんと焼け!。 薄口醤油とたっぷりのショウガを利かせて、ご飯が進まない筈がないぞ。 その付け合わせに、醤油と酒だけのキンピラゴボウなり、砂糖の入らないキュウリの酢の物を添える。
そうして、切干しや高野豆腐なんかを多用し、日本の伝統食にレベルを上げていくのだ。 ヘンテコなベジポタージュなんか、いきなり出されてご飯が進む筈がないんやから。
事実、砂糖も肉も使わないでも、うちのディナーに不満を感じる人間などいないのだ。 食べた者がお世辞で美味しいと言ってるんじゃない事ぐらい分かる。
美味しいものを食べる。 それは当たり前のこと。
現代では本格的な糠漬けが贅沢品になった。 それは自分で漬けるしかない。
真剣に料理に向き合うという事こそ、生きる事に向き合うという事だぞ!!!
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