真夏の冷奴は「くぼさんのとうふ」に限る。
http://www.kubosannotofu.co.jp/ 隣町、宇多津町のくぼさんのとうふ
ここの社長とは、もう20年近くのお付き合いにになる。 僕が備前焼の弟子から帰ってきてすぐ、この店の新社屋完成の記念品をウチの親父が引き受けた。 そして、足しげしく豆腐を買いに通うようになった。
「淡路島の猿山で手のない猿が生まれて、その原因が餌の輸入大豆だった。」というニュースを知り、社長は国産大豆100%に踏み切ったと熱く語ってくれた。。 先代の手作りが当たり前だった時代には国産しかなかったのだろうが、高度経済成長で、9割の大豆が輸入になったのは、誰もが知ってる常識。
スーパーの「国産大豆100%」は「51%以上が国産だったら、そう表示してよい。」というのが、国のガイドライン。 もちろん、くぼさんとこの豆は契約栽培でほんとの100%。 社長自身が生産者の所に行って買い付けるという、このぐらいの店じゃないとここまでの徹底は出来っこない。
それと新社屋を建て、三越やコープに卸しながらも、「自分自身で苦汁を打って、職人として作れる量には限界がある。それ以上の規模拡大は断じてやらない。」という、信念の持ち主でもある。
廃材の家の裏になる、北側。 風除けに植えた樫の木が随分大きくなった。
その根元にミョウガを植えてある。 これは野草の先生の岡山の姫さんの所からもらって来たもの。 随分増えていい感じ。
よく採れるようになった。 これが冷奴に最高の薬味になる。 素麺のつゆにも、刺身のツマにも、ミョウガは最高。 大葉と並ぶ真夏の薬味の双璧。
これは「くぼさんのとうふ」の「きぬ」。 ツルッとした食感が冷奴にいい。
実は一番美味しいのは「ナカセンナリ」という豆でつくったもめん豆腐だし、「やわらかもめん」というエンレイという品種で作った豆腐も捨てがたい。 子どもたちに人気なのは、ゴマを練りこんだ「ゴマ風味豆腐」。
キュウリとミョウガを塩もみして、自家製ラー油と醤油で最高の逸品となった。
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