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飲食店の改装工事完了

4~5月はアチコチの現場に通い詰めだった。

やっと最近はまとまった仕事が片付き、 一日や半日で終わるような仕事で対応出来るようになりつつある。

草刈りや、田んぼをトラクターで耕したりという、田植えの準備にも余念がない。

うちわ工房、ゲストハウスの後、高松で飲食店のリフォームをした。 今回はその報告。

高松の中心の丸亀町や瓦町から歩いて行けるような好立地のお店。 同じく高松の錦町で「pixie 石と自然雑貨と音楽」というお店を営むナ~タンという友達からの紹介だった。

元々は居酒屋の物件を洋風のレストランに改装する。 新しいお店は「喫茶R」という名前。 ダイニングバー〇〇とか、ビストロ〇〇というのじゃなく、敢えて「喫茶R」という渋目の名前。

基本的には居抜きに近く、とんでもない大改修という訳ではない。 ただ、厨房をオーナーさんの使い勝手のいいようにという希望と、トイレを和式から洋式に変える工事がメイン。


元々の内装の解体。


厨房の設備も一旦どけてレイアウトを変える。 ナ~タンの旦那が電気工事士で、電気工事全般をお願いした。


既存のトイレと、手作り風の洗面。 これらを解体して新たに作る。


まず、タンクを外して。


ハツリで破壊!


野遊と土歩はレンジフードの解体。


客席と厨房を隔てる壁を一部解体して、開口部を広げる。


解体完了。 壁面もハツッた。 既存の排水と目皿の位置は動かせないので、このまま使う。


トイレの床は得意の石張りにした。


解体して広げた開口部に新たな枠を作った。


野遊がミニカウンターを作ったり。


土歩がフローリングを張ったり。


給水と給湯の配管工事をしたり。


トイレの床の石張りもバッチリ。


既存の居酒屋の看板をサイディングで覆う。


解体した壁にベニヤで下地を作る。


新たなレンジフードをガルバの平トタンで自作する。


フードの下はキッチンパネルを張った。


手前のフレームも作り。


バッチリ厨房が蘇った。


外に都市ガス用の給湯器を取り付けた。


給水と給湯を繋ぎ込む。


トイレの壁や解体して下地を作った部分の仕上げは、 オーナーさん自身で漆喰を塗りたいという希望で、「うま~くヌレール」を奨めた。

自分で使った事はなかったが、その名の通り素人でも上手く塗れるという製品。 18ℓで1万円超えとお高い製品だが、あらゆる下地に対応しており、使い方によってはアリやと思った。

自分で漆喰を練るには、既調合の漆喰製品を買っても練り樽や攪拌機が要る。 この製品は練られてあり、使いかけで封をしておいてもまた何ヶ月後でも品質が変わらないそうな。

下地も普通の漆喰であれば、下地をボードで作ったり、 継ぎ目をメッシュテープとパテで埋めたりと割れないように気を使う。 まして、ベニヤ板などを下地にしては塗れない。 これはベニヤどころか、クロスの上にも直接塗れるという施工性も凄い。


オーナーさんが塗ったトイレの壁面。


洗面カウンター周りもいい感じ。


合板の壁が見違える仕上がりに!


最初に解体した壁も素晴らしく纏まった。


新たなカウンターを作り、洗面ボウルをつけた。


トイレの部材が中々届かなくて後回しになってた。 これはリモデル用トイレの配管。 和式は手前に配水管があるので、奥から排水する洋式便座からこの配水管を通って下水に流れる。


トイレと洗面カウンターがクールに完成。


フローリングの塗装もオーナーさん自らやってくれた。


既存のコンクリ床が超汚かったので、ダイヤカップで磨いた。 これは、グラインダーに「トルネード」という集塵機接続用のアタッチメントをつけて磨いてる所。 今回初めて投入したが、全くと言っていい程粉塵が出ない。 完全に集塵機に吸い込まれる仕組みにビックリ。


これは排水口の蓋を自作したもの。


虫や匂いが上がってこないように、ピッタリと塞いだ。 流す時に簡単に持ち上がられるように細いボルトは可動式にした。


これは既存の給湯を分岐させて、食洗機に給湯する。


これまた新兵器の「マジックパンチ」。 設備のマサに教えてもらった、フレキのツバ出し専用工具。


先に袋ナットを入れておいて、フレキの山を3つ分カマす。 これでシッカリと握って、玄翁で叩くだけ。


山がペチャンコになり、キレイにツバが出た。


上手く行ったー!


ホシザキのスチームコンベクションオーブン!! これは普通のコンベクションオーブンと違って、煮る、焼く、蒸す、揚げるという万能選手なんだとか!? オーナーさんはこれでパンを焼いて、自家製のホットドックやハンバーガーも出すらしい。

さすがにうちではリンナイのコンベクションオーブンで十分だが、 こういう素晴らしい業務用の機械は見るだけでワクワクする!


お店が完成したので、家族で行ってきた~!


黄色い回転灯もなく、中に看板を置いて、超控えめにしてある。


作業中とは打って変わって、しつらえられた空間に様変わりしてた。


自家製ピクルス。 レンコンやゴボウの根菜とキュウリやパプリカのコントラストが光る逸品。


トマトのサラダは練りゴマのよく利いたドレッシングだった。 添えられたフェンネルの清涼感がいい。


アンチョビのサラダは大量の香ばしいゴマと添えられたレモン。 アンチョビの旨み、ゴマの風味、レモンの酸味と香りで、バランスの締まった味。


チーズトースト。 チーズに牛乳か生クリームを加えてるのか? 超トロトロで絶品。


これが自家製パンのホットドック。 ケチャップとフレンチマスタードは鉄板やねー。


キャベツの入ったペペロンチーノ。 タイミングよく作られたのが分かる、アルデンテの食感とオイルの香りが最高。 イタリアンパセリのアクセントも見逃せない。


完璧な美味しさのトマトパスタ。


贅沢にベーコンの入ったカルボナーラにも唸った。

「喫茶R」

〒760-0047 香川県高松市塩屋町6−5

営業時間 12時00分~22時00分

木曜日定休日

電話: 087-826-6556

高松は廃材天国から1時間ぐらいだが、 朝の通勤ラッシュは1時間半を超える事もあるので、高速で通う日々だった。

普段は丸亀の郊外で毎日薪を焚く暮らしから、毎日高松に通う仕事は新鮮だった。 まあ、県外にも行ってみたり、ありがたい事に色々と仕事がある。

でもやっぱり一番楽しいのは、廃材天国での生活。 これは沖縄から帰っても、海外から帰ってきても、いっつも思う。

自分の好みにデザインした家で、 色々と手作りするのに使い勝手のいいようにレイアウトしてあるから。

アラームなく朝目が覚めた時間に起きて、焚き物に火をつけながら、 「さあ、今日は何しよっかな~♪」 と、考えながら鶏小屋から採って来た産み立ての卵で卵かけご飯を作って食べる。

そういう日々がまた訪れて、よかった。

仕事も生活も食べるもんも、毎日毎日同じものの繰り返しというのが最悪につまらない。

毎日色んな思いつきと閃きによる歓喜!! 日々、刻々と変化する季節の味に感動!!

今の瀬戸内海のマナガツオはヤバイ~~~!!!

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