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頂いた小さな猪を解体した

香川の東の方の猪獲り名人から猪を頂いた。


15㌔ぐらいしかない、猪の子ども。

ある方の紹介で、名人とは初対面だった。 最初は、「人に聞いたとかでようけ来るけど、別にもらい手に困っとる訳ではないんで。」と釘を刺された。

しかし、持参した焼き締めの壺と湯のみをプレゼントすると、「焼き物しよんか。」と興味を持ってくれた。 作品そのものよりも、「窯が作れるんか?」と聞かれ、大型の羽釜がかかる移動式のカマドを作って欲しいと頼まれた。 フォークリフトで軽トラに積み込めるようにという要望だった。

細かい部分は後々詰めて行く必要があるが、一応引き受けた。 猪を自分で獲らない自分としてはこのカマドと一生分の猪を物々交換出来るとありがたい。


カマドの話で盛り上がって、富有柿も頂いた。 名人の格言は、「自分でやった事と人から聞いた事を混同させるような話はするな。」というものだった。 実際に自分の体験からの話なのか、テレビで見た話なのかが紛らわしいような話は確かによくある。


紐で引っ張って捌きやすくする。


最初の日はモモを一本だけ取った。


薪ストーブの上で強火でサッと炒める。 味付けは自然海塩とコショウのみ。 大根おろしと自家製のポン酢で頂いた。


この寒さなので一晩ほったらかしにしといて、残りを翌日捌いた。


小さい割には寒さで脂もほどよくついていた。

こんなに小さいと、家庭用の冷凍庫で十分にストック出来るし、そのうちに食べ切ってしまえる量。 80㌔とかの大物だと、専用の冷凍ストッカーが要るんやろね。

通常は広島の「桜の山農場」の豚肉を月に一度だけ配送してもらってる。 エサや飼い方が出来るだけ自然に近い努力をされてる、いい肉だからだ。 スーパーでの市販の肉はまず買わない。 配合飼料のアメリカのコーンと抗生物質漬けで、運動も出来ないような飼い方は美味しい美味しくない以前の倫理的に不自然な肉だから。

やはり不自然に飼われてる肉と野生の獣肉は根本的に違う。 薬やエサに問題がある以上に、生命としてのエネルギーが圧倒的に異なる。 自分の生命の健康を維持するにはエネルギーのある命を頂かずには出来っこない。

獣肉と共に大根おろしのような薬味と一緒に食べるのも理にかなってる。 生の大根のタンパク質を分解する酵素は強烈。 早速もらった柿とうちの大根でナマスをつくったりもした。 玄米ご飯を進ませるための少量の肉というバランスも大事。

酵素と言えばお米の発酵エキスも酵素の宝庫。 最近の寒仕込みのものは滋養に富んだ味がする。 まさに百薬の長。

エネルギーの高い猪と共に、玄米ご飯と発酵調味料なり酵素が大事。 このように薬や酵素は食事で摂るもの。

くれぐれもカプセルに入ったサプリメントで、身体が必要とする酵素やエネルギーは賄えないぞ!

て言うか、そんなもので身体の芯から震えるほどの感動は味わえない。 感動するありがたい食事をせよ。

これが自由で健康な毎日を送れる素だ!!

で、この感動出来る毎日のための生きとるんだ!!!

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