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薪の陶芸の窯焚きにも廃材が活躍

一週間に及ぶ窯炊きも、無事終了した。

ガスバーナーでの焙り二日間、薪六日間。

「薪でそんなに焚くのなら、寝られませんねー!」 と、驚かれる事があるが、一晩ぐらいなら徹夜でいけるが、こんなには無理。 キチンと3交代で、一人8時間づつ焚く。

僕のパートは深夜0時~朝の8時まで。 寝るのは、夕方の5時~23時半ぐらい。 朝の交代の後夕方までは、廃材天国での作業をしたいので。

前回の記事、コロコロ丸太の壁作りも、この窯焚き中に仕上げた。


野遊は学校に行ってるので、今回は二晩だけ夜中に付き合ってくれた。 一人よりは断然楽。


次の日が期末試験で、朝まで勉強しながら。 親が勉強せーとか言わないし、ええ成績を歓迎する訳でもないのに、よくやると思う。 両親揃ってこんなだから、反面教師でするのかも。


力もついてきて、大きな雑木の丸太をくべようとした所、重すぎて笑えてきた、、、。


長い廃材はそのまんまくべて、徐々に押し込んでゆく。


この長い材は、リズミカルなチョウナの痕が美しい。 電気ノコギリもチェーンソーもない時代の手仕事が伺える。


翌朝、最後の「引き出し」と言って、焼いてる最中の作品を窯の中から取り出す。 これで、焼け具合を見て、最後の温度を判断する。


出てきた!


火バサミで受け取り。


パキーン、チーン、、、と音を立てながら、一瞬で色づいてゆく。


窯から出して5秒後ぐらい。


10秒後。


30秒後には、赤見は消える。 触れるようになるのは10分後ぐらい。


いい感じだったんで、正面の焚き口を閉める。


正面は完全に泥で密封して、横焚きに入る。


こんな感じで、細い薪を差し込むようにして焚く。


鉄板製の蓋をして。


細い薪なので、あっという間に燃え尽きる。


中の焼き物の焼け具合を見ながら焚く。 表面がザラついてたのが、キラキラと光るようになる。 その光具合で判断して、奥の穴へと移ってゆく。


土歩の指導でにこちゃんもくべる。

僕はこの一週間、夕方の3時には呑み始めて明るいうちに寝る習慣だった。 暗くなる頃にはとっくに眠くて、子ども達が活躍してくれた。

実際、親父もイスに座ったままウトウトしてるし僕も超眠くて、指示を出すだけ。 この子らが居てくれてほんと助かった。

うちの家族だけじゃなく、窯焚きはなぜか魅力的。 毎晩アテと一升瓶を持って、人が訪れる。

火を焚く。 その火を囲みながら、大勢でご飯を食べたり酒を呑む。

この古代からの身にしみこんだ、アットホームな感覚。

いくらITや人工知能が進もうが、この感覚からは逃れられないのだ!!!

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