近所にあるほったらかしのビワの木。 毎年ここから葉っぱを採らせてもらって、ビワエキスとビワクリームの原料にしてる。
大量に採って来て洗う。 作業中、長野の「なかや」から電話。 「今、四国に来てるので寄ってもいい?」と。
なかやのブログ http://ameblo.jp/natsu-nakaya/
実はなかや一家とは初対面!? 滋賀のはるやとか、高知の洋介くんたちから話は聞いてた。 自給自足でホームスクーリングの子どもたちという共通項の多い家族。
外と中に分かれて、ビワの葉を洗ったり、乾いたものはハサミで切って瓶に入れてホワイトリカーで漬ける(ビワエキス)。 頂き物のスダチやユズを絞って瓶に入れたりもした。 ビワや柑橘は長野では貴重品で中々手に入らない代りに、リンゴや干し柿用の柿がたくさんもらえるそう。 どこで生活しても、その土地にふんだんにあるものが回ってくる。
丁度自家製米飴の糖化が出来てたんで、絞って煮詰めて瓶詰めも手伝ってもらったり。
晩ご飯はお互いの家で採れたものを薪ストーブの上で料理。
米飴の絞りかすでナツさんがナゲットを作ってくれたのが新しい美味しさ。 他にも、うちの里芋で煮物、なかやの大根はユズ漬けとお互いの採れたもので豊かな食卓になった。
これはもってきてもらったコンニャク芋で手作りコンニャク作り中。
芋から自家製の手作りコンニャクに、これまた豆から自家製の醤油という超贅沢なアテでお酒が美味しい。
なかやの車も天ぷらカー。 しかも、熱交換器も軽油と天ぷら油の切り替えの方式もウチのとは異なる自作系。 銅管にロウ付けで二重にした熱交換器。
配管材料で自作した、軽油と天ぷら油の切り替え弁。 イチイチボンネットを開けて切り替えるのも習慣化されて当たり前になってるとか。 やった事のない者の、「そんな事出来んわ~。」という情けない常識と、実際に日常的に実践出来る者との違いがココ。 当たり前になってしまえば、おっくうでも何でもない。
似たような生活してても、滅多に会えない離れた貴重な家族。 方向性は似てても、住んでる環境も個々の嗜好性も違うのがまた刺激になる。 お互いに情報交換というレベルを超えた、深い交流ができる。 しかも喋るだけじゃなくて一緒に料理したり、実際にボンネットを開けて見せてもらったり。 これは「意識の交換」であり、自分たちにはない実践者の経験からの、改めて「そんな事出来るんや!」という、目からウロコ体験。
自給自足なり、自画杜撰生活に完成はない。 自分の一日24時間が365日ある一年は全員一緒。 その使いかたは本人が決める。 何に邪魔される事なく自由に。 その「やりたい事の実現」のための自給自足なのだ。 そして、やりたい事自体だってどんどん変化してゆくもの。
焼き物の燃料にするために廃材をもらい始めて、その廃材で家を建てた。 いつしか焼き物はほとんどやらなくなり、何でも廃材で生活する事がメインに。 ここの所は、依頼された廃材建築までやるようになってきた。 でも、それが忙しくなり過ぎて自分の生活に支障をきたすようでは本末転倒。
この快適極まりない廃材生活をやってると、ヨソで仕事をして金をもらい、その金で衣食住、エネルギーを調達する生活には戻れない。
なかや来廃のお陰で、家族で手作りという生活の意義を改めて考えさせられた。 大袈裟でなく、この一年で一番の衝撃だった。
益々廃材天国でのこれからの生活が楽しみ~♫
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