稲の乾燥がいい感じになった。 ハゼでの自然乾燥の場合、ここら辺りでは3週間もぶら下げておくと十分。
水分率で言うと14%台。 当然自然乾燥なのだから、ムラがある。 出荷する訳でもないし、自分で食べる分には問題ない。
ただ、山間地の日当たりの悪い田んぼでは自然乾燥だけでは16%とか。 そういう所のお米は1時間ぐらいだけでも、乾燥機に入れて追い乾燥させたりもする。 籾すり場の河野さんの話では、「昔は籾すりは12月やった。」というから、長く乾燥させるもんやとビックリした。





3反なので、反辺り7俵という無肥料にしては十分の収量。 もう7、8年無農薬、無肥料、除草剤ナシでやってるけど、収量は減ってない。
昔は一人が一年間に食べるお米の量を一石と言い、2俵分。 てことは30キロの袋が4つ。 麺や粉モノや加工品のない時代にはそれが普通だったのだから、今でも3食お米を食べれば当然そのぐらいになる。 うちの場合3家族で10人ちょいになるけど、まだちびっこも居るので、そこまでは消費しない。 その分、出店の時の玄米ライスバーガーや玄米珈琲に加工して金儲けに回す。
大掛かりな作業と言えば、トラクターでの代掻きに2日、手植えの田植えに3日、稲刈りに2日、脱穀と籾すりに1日。 後は水の管理だけで、一年分のお米が自給出来る。
納屋か田んぼに常にお米のある生活。 数十年前まで、日本人の7~8割が百姓で、常識的に実践してた生活。 しかも、現代の自給生活ではお米や野菜や家を作る時間以外に、十分に金を産む仕事も可能。
自給自足が金と無縁というナンセンスな考えで、これからの永続的な悠々生活が送れるものか!
金の不安が解消しなくて、自給自足もヘッタクレもないぞ!!