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腐りかけた柱をジャッキアップして、入れ替える工程①


廃材天国の象徴でもある、廃瓦の屋根。 80坪もある大屋根から、これまた大きく突き出した廃材ソーラーの乗ってる軒。


その軒を支えるウロコ状の柱。 この柱に異変が!!


一本の柱の根元の板がめくれてる。

こ、これは!!

この軒を作ったのが、2009年。 この頃のブログは写真が違うのに入れ替わったりして、よく分からない、、、。

柱が腐るのを防ぐためにウロコ状の板を打ち付けたのが2012年。 http://kadoya.ashita-sanuki.jp/e566982.html

ここ、2年ぐらい、 「ん、何この粉は!?」 とこのウロコの柱の根元から木屑が出てるのを確認してた。 よく見るとアリが出入りしてる。

いつか腐ったら、入れ替えななー。 と、思ってはいた。

おそらく柱の根元が腐り、数センチ沈んで張ってある板がめくれたという推測。


とりあえずジャッキで突っ張って持ち上げてみた。


持ち上がったーーー。


しかし、突っ張りの丸太が細過ぎて、しなって危なっかしかったんで、しっかりとした角材と交換。


更には、仮に持ち上げている間にしっかりとした柱を入れて、この大きな軒を一旦受けておく必要がある。 廃瓦と石の乗ったこの大きな軒を受けるには、相当しっかりした柱じゃないと、不安。


立派な丸太の梁を選択。


奥に見える梁の筋交いの右に、仮の柱を入れたい。 この「下げ振り」で、垂直に糸を下ろし、柱の下の位置を決める。


下はシッカリとした石で受ける。 ブロックは柱の長さが10㎝だけ短かったんで、嵩上げのため。


入った!


4tの小さなジャッキで十分上がる。 柱の下は鉄板で受け、ジャッキがめり込まないようにする。


梁と柱の接合部分にバッテンを入れてビスで留め、仮の筋交いも入れる。 ウロコの柱を入れ替える工事中には、この仮の柱に軒の重さが全てかかってくるので、用心する。


筋交いも一旦外す。


ジャッキで持ち上げたこの状態では、ウロコ柱は既にブランブラン。 いよいよ、撤去。


まずはウロコ板を剥がす。


ビニールハウスの廃ビニールを纏った柱が出た。


この木っ端は、これからの季節のステンレスカマドの焚き物に丁度いい。


何とーーーーー!!!!! めっちゃ腐ってるーーー!!! こんだけ腐っててよう今まで持ってたなーー。 というか、柱はボロボロで、周りのウロコの板で持ってたという感じかな。 で、いよいよ耐えかねて、板がめくれたという事。


廃ビニールを剥がした状態。 まだ上の方はしっかりしてる。


何しろ裾の傷みがハンパない。


もうブラブラに浮いてるので、下からカットする。


どんどん切る。 ギリギリでまだ薪ストーブを焚いてるので、今のうちに燃やしてしまいたい。


完全にコンクリートの中の柱は腐葉土化してた、、、。


ちゃんと砕石を入れて練ったコンクリートはシッカリしてて、超硬い。 大きめのハツリでも、破壊に苦労する。

いやーーー。 このコンクリを撤去して、改めて穴を掘り、今度は腐らない木の電柱をここに入れる。


ウロコの柱以外の、元々電柱を使った柱は何ともない。

当時電柱が不足してて、普通の梁を柱にしたのが腐ってしまった。 去年木の電柱はたくさんもらってきたんで、次は大丈夫やと思う。

廃材であるもんでセルフビルドしてると、常にバッチリの材料ばかりではない。 今回のようなトラブルはしょっちゅう。

でも自分で工事してるんで、こういう事が起こっても自分で対処するしかない。 今回の「板のめくれ」のようなちょとした兆候を見過ごさずに、ケアすれば大丈夫。

こういう事が出来るように、常に時間に余裕を持ってないとね。

自給自足をやろうとすれば、 ヨソに仕事に行ってる暇などないのだ。

決してお金が貯まって余裕が出来たら、自給自足が出来るというもんではないぞ。

金など稼がなくとも、全て自分でやり切るんだ!

そういう意気込みで、16年も初志貫徹でやり通してるからこそ、今になって余裕が出てきたという順番。 この順番が正しい。

で、いつになっても、自分でやり切るという姿勢に変わりはないのだ!!!

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