一気に三本目の柱取替えまでやってしまった。 今回もまた、今までと違う新たな趣の工法にしよう。
二本目の柱の突っ張りを外した。
型枠を外すと、シッカリとした基礎が現れた。
これが三本目。 後は全部、元々電柱なので腐りようがない。
やはり、根元には虫の出入りする穴が開き、腐りつつある。 鉛筆のラインで切って、あるものを差し込む事を思いついた。
鉄工所からもらってくる端材。 コレを溶接して、台を作って柱の根元に差し込むというアイデア。
一本目の全取替え、 二本目の根元だけコンクリ、 三本目はいよいよ、最楽で最速な工法が選ばれた。
同じ工法でも、段取りがよくなるからどんどん速くなるもの。 しかし、今回のように次々と簡易的な工法に乗り換えると、更に速くなる。
溶接してプレート状にする。 これなら面で荷重を受けると、おそらく数トンという耐性を持つ。
ジャッキをかける時のポイントは、下に石やブロックを置いて沈み込まないようにさせる事。 それと、ジャッキと仮の柱とか一直線になっている事。 これがくの字になっていると、途中でガクンと外れる事がある。 もちろん僕はかつて経験済み、、、。
丸太の根元をカット。 これで、ブランブラン。
この柱が三本の中で一番腐りが浅かった。 ウロコがないので、ビニールもしていなかったのが良かったようだ。
チェーンソーで削る。 鉄のプレートを入れるので、コンクリの面まで下げないといけない。
コンクリの縁を水平にする。
プレートを置く。
いい感じに入った。
もう、ジャッキを外しても大丈夫。
バッチリ!
コンクリと鉄のプレートを固定するためのアングル。 アングルに穴を開けたものを反対から叩いて、90°よりも開く。 これで、コンクリ面と鉄材がフィットした。
二本目の柱の時にもやったアンカーで固定する。 アングルと鉄材とはここで溶接する。
こんな感じ。 鉄のプレートと、丸太は羽子板ボルトで固定。
羽子板ボルトの根元も溶接した。
コーチスクリューでバッチリ固定。
と、三本目は激速で終わらせる事が出来た。 このように、色んなやり方がある。
腐りの程度、 改修の規模、 必要な強度。
そしてなにより、本人のモチベーション。 「マジにヤバイ!」 と切羽詰れば、誰でも何かしらの対応をしようと試みる。
しかし、三本目は、 「今すぐにはやらなくても、いよいよ腐ってからでも、、、。」 という状態だった。
ここで、一本目のような大規模な改修なら、 「また、アレやるんかー。」 と、重い腰を上げる事は出来ない。
「このぐらい丸太がシッカリしてるんなら、これでええわ。」 と、鉄のプレート案を思いつき、パパッとやっつけた。
自給自足においては、必要に迫られた作業は山とある。 その中においては、こういう臨機応変な対応が求められる。
いつも言ってるが、「完璧を目指さない。」事が何よりも大事。
それには、 「このぐらいやっとけば大丈夫だろ。」 という、適当で適正な判断をしなければいけない。
素人でも、経験がなくても、直感的に、 「これは危なっかしいなー。」 「このぐらいシッカリしてたら、いけるやろ。」 というアバウトな感覚は持てるのだ。
まあ細かい事は、やってるうちに分かってくるもの。
やれよ!!
ウロコの柱が一本だけ残ったのも面白い。
ピザ窯の軒と、廃材ソーラーの軒。 この二つの軒で10本の柱がある。 今回の3本の修理で、またしばらくは持つ。
こんな風に!!!
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