秋山家の先祖代々の田んぼや畑はアチコチに点々とある。 その中の一つを廃材天国にした。
これは果樹園。 長年放ったらかしで、果樹の間に雑木が茂ってる。 特に、真ん中の大きなのが月桂樹で、柿やスダチを日陰にしてる。
今までは切るのはもったいないと思ってた。 でも、月桂樹の小さな木は廃材天国内にもある。 普段のカレーや洋風の煮込み料理に使うのは十分間に合う。 で、こちらのは思い切って切る事にした。
6~7mはあろうか、大きな木。
まず下の枝を払って切りやすくする。
倒す方向に切り口を入れて、反対からチェーンソーを入れると、スムーズに倒れる。
凄い量のローリエの葉。 これを小分けにしてパックして売ったら、末端価格は、、、。 と、金にしようと考えた事もあった。 まあ、手間の割には需要は少ないと思われる。
二本目の幹を倒した。
三本目の幹も倒した。
元口は30㎝を超える大木だった。 ここの果樹は全ておじいちゃんが植えたもの。 でも、おじいちゃんはポトフに入れようとか思って植えた訳ではないと思うけど、、、。
中の方も、雑木やカヤで、混み混み状態。
アフター! 超スッキリした。
えらい、景色が変わった! 切った月桂樹や雑木の山の量が凄い。 乾かしてここで燃やそう。
何年も前から、チェーンソー持ってきて、こうしてバッサリせななーと思ってはいた。 でも、放ったらかしで、年に数回、スダチ、柿、みかん、ダイダイ、の収穫に来るだけだった。
ほとんどの作業に言える共通の真理がある。
ここ大事やで!
取り掛かる前は「大変そやなー。」と思って、重い腰が上がらないもの。 でも、終わってしまえば、「もう終わったがな。」とあっけないもの。
この落差は実際の作業の経験が少ない程大きい。 かくいう僕も一軒目の廃材の家を作り始めた時はそうだった。
何をするにしても、「どうやったら、効率よく、早く出来るか?」と考える時間の方が長かった。
まるで、小学生が夏休みの終盤に、宿題に取り掛からずに、「はよ、終わらせる方法ないかなー。」と考えるように。
下手な考え休むに似たり
全体を見るから大変そうとか思うのだ。
今回の作業なら、まずは回りの草を刈る所から。 そして、一本づつ邪魔な木を切る。 気がつけば、一日もかからずにゆっくりと全部終わった。 余裕をもって作業を終えて、最後にチェーンソーの刃を研ぐ所まで出来た。
まず、一つ。
そしたら、次が見える。
次のステージに上がらないうちに、机上の空論やネットの検索ばかりではダメダメ。
実際に動いて、やってみる。 動いた後には必ず、新たな閃きが起こる。
これは絶対だ。
そして、その閃きに従って、また次の領域に進む。 この繰り返しだ。
こうして15年繰り返してきたのが、この廃材天国なのだ。
一日の作業なんて、たかがしれてる。 自分一人では無理。
一体ダレが決めたんだ???
勝手な思い込みで、マゴマゴするな!
取り掛からないから、何も進まないんだ!!!
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