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田舎暮らしを望む人は、地域の祭りに出た方がいい理由

秋祭りの時期到来。

香川県は高松よりも東を東讃(とうさん)、西部を西讃(せいさん)と呼ぶ。 何となく、東の方が獅子が多く、西の方は太鼓台やちょうさが多い。

ここ丸亀市金倉町は獅子文化。 人口約1,600人、世帯数約550。 九つの小字の部落から成る。

廃材の家の秋山家は「川西」という部落に所属する。

集落の中心には「八十主神社」(やそすかじんじゃ)という神社がある。 秋祭りでは、六つの獅子と一つの太鼓台が神社に集まる。


土曜日の朝6時に、川西獅子組のメンバーは神社に集まる。


宮司さんの祝詞奏上の後、お払いを受け、お神酒を頂く。


獅子の奉納。 太鼓打ちは小学一年生。


秋山家実家にも来る。


各家の座敷で獅子を奉納する。 47軒の氏子の家々全てを周るので、 家を直した、 嫁が来た、 赤ちゃんが生まれた、 増築した、 などの情報がいい意味で瞬時に全て伝わる。


留守の場合でも、門先で奉納する。


これは家じゃなくて、門。 こんな立派なお屋敷もある。


新築の家にも行く。


廃材天国に来たのは暗くなってから。


家の者が獅子や太鼓に入るのが習わしなので、野遊と土歩が獅子に入る。 僕は地太鼓というリズムを取る太鼓。


獅子で認められるようになると、みんなから一人前扱いされる。


翌日の日曜日は神社に全ての獅子が集まっての一斉奉納。


お旅所へ御神輿に入った御神体が到着。


頭屋(お祭りの世話人)、氏子総代、獅子組頭などが玉串奉奠(ほうてん)する。 にこちゃんは巫女さん。


またもや一斉奉納。

この後、御神体が神社に帰って祭りを終える。

秋祭りは年に一度。 収穫を祝うためでもあり、日常のケとハレのメリハリや節目でもある。

川西という47軒の集まりを意識し、 約550軒の金倉町を意識する日でもある。

祭りに出てくるのは男中心だが、神社などは奥さん方も来る。 このぐらいの規模の祭りなので、直接話をした事はなくても、毎年見る顔ぶれ。 基本お互いにご機嫌で会釈や挨拶を交わすので、何となく仲良しな感じがする。

地域の付き合いって、めんどくさい事もある。 「何でこんな風習残ってるん?」 というようなものも少なくない。

でも、こういう風習を辞めて合理的で画一的な社会になっていいのか?

否!!

そもそも、生きる事ってめんどくさい事だらけ。

めんどくさい事は何でも削ぎ落として、 こういう地域の付き合いを減らして、 何も考えずに割り切った仕事をして、 それで得た給料で死なない程度に生きてりゃええのか?

と、廃材集めて自由な生活を標榜する僕ごときでも思う。

しかしまあ、必要以上に気負って係わり過ぎるのも疲れるんで、自分なりの距離感でね~♪

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