去年の8月に訪ねた滋賀の山中で暮らす「はるや」が来廃してくれた。 何と、はるやの住む所は未だに1m以上の雪が積もる超豪雪地帯。 春休みに暖かい所へのプチ旅という事で、四国を目指してうちに寄ってくれた。
うちが滋賀に旅した時の様子 http://kadoya.ashita-sanuki.jp/e680726.html
出発前に「お土産のリクエストある?」と聞かれたので、「はるさんのカレーが食べたい!」とお願いした。 で、来てからうちで作ってくれた。 ダルスープ。 基本はオリーブオイルでクミン、マスタードシード、コリアンダーを炒める。 そこに玉ねぎのスライスを入れてしっかりと炒める。 後は塩とダルという豆(レンティル)を2種類入れて煮込む。 醤油や味噌などの隠し味は敢えて入れないんだとか。 どうしても、うちで作るなんちゃってカレーは煮物の残り汁入れたり、「コクが足りんな。」とか思えばすぐに味噌入れたりする。 それはそれで悪くないんやけど、この純ネパール風のレシピは超勉強になった。
こちらはジャガイモのサブジ。 これも作り方は似てるんやけど、ジンブーという乾燥した草を入れる。 はるさんがネパールで買ってきたもので、日本では手に入らないとか。 これもシンプルで居て超美味しい。 玄米ご飯にも合う。
他にもみんなでシュウマイ作ったり。 これはあっこちゃんが出店で作ってた中華マンの種の残りを冷凍してたのを使ったベジシュウマイ。 シュウマイや餃子も挽き肉がなくとも十分美味しく作れる。 もちろん挽き肉入れるのも美味しいので、また別モノ。
まだ春のノゲシが美味しく食べられる。 菊イモチップスの甘味とノゲシの苦味が合う。 自家製豆乳ヨーグルトのマヨネーズとのバランスもいい。
ミツバと車麩の卵とじ。 廃材天国内のミツバは繁茂してないけど、これはハラさんが持ってきてくれたミツバ。
はるやの子どもたちと廃材天国の子どもたちとは歳も近いし、よく遊ぶ。 お互いにホームスクーリングがベース。 今ははるやの子らも全校生徒7人というお山の学校に楽しんで行ってたり、野遊も学校もテストも大好きというそれぞれの変化がまた面白い。 土歩は相変わらず行ってないし、にこちゃんはこの春から1年生になる。
外で遊んでたかと思えば、ワーーーと帰って来て今度は部屋の中で卓球やボール遊び。 ターザンロープに壁登りと延々と遊ぶ。 太郎くん(次男)はスーパーカーマニアで、マニア向け雑誌持ってきてたり、手描きのランボルギーニTシャツ着てたりと、早速うちの子どもたちは影響されてた。
翌朝はゆみえさんの持ってきてくれた発酵済みの生地でチャパティを焼いた。 残ってるダルスープとまさにネパールのご飯。
最後に一瞬直火で炙るとプーッとふくらむ。
鋳物のフライパンの熱が安定してくると、フライパンの上でもふくらむ。
ダルを乗せてパクッと食べると幸せー。
子どもたちには当然大人気。
そして、お昼は手打ちうどん。
野遊の職人技をあまねちゃんが見つめる。
美しい麺になる。
はるやのみんなも交代で打つ。 はるさんが切って、あっこちゃんは芋の天ぷら。
出汁は昆布、干し椎茸、いりこ、鰹節に塩、醤油、味醂という鉄板の組み合わせ。 アサツキは春になってよく伸びる。 ニラ醤油と麹と唐辛子の薬味ははるやの自家製。 うちの柚子コショウとの対比が楽しい。
外で茹でたてにみんな群がる。
最初はやっぱり釜揚げ。
二釜目以降はしっかりと水で締めたザル。 ザルには刻み海苔入れたり、小技を利かせるとより感動が深まる。
おやつにはあっこちゃんの豆腐クリームのチーズケーキもどきとゆみえさんのケーキ。
しかし、みんなよく食べる。 もう数年して、彼らがみんなティーンエイジャーになると、軽く今の数倍になると思うと恐ろしい、、、。
最後に恒例の集合写真。 みんな大きくなってきた。 前に会って一年も経ってないのに、凄い変化。
こういう自由な子どもたちが次の時代を担うのだ。 そう思うと心底楽しみ。
どんな時代になるのか? どんな社会情勢になるのか? 大体は分るけど、そこまで具体的には分らない。 それでいい。
周りがどうであれ、常に自分である。 夢を追い求めたり、何かになろうとしなくていい。 次から次へと色んなものにハマって、ゲーム感覚でスポーツ、音楽、歴史、車という項目は多いほど楽しい。 自分でありさえすれば、流されず、塞ぎ込まず、イキイキとした毎日がおくれる。
一日一日という毎日が楽しくなくて、崇高な夢や将来の事を妄想したってダメダメ。 まさに、「今を生きる」彼らを見てるとこっちが学ばされる。
そりゃあこれから17、8歳ぐらいになって一人旅したり、社会に出たりして悩んだり葛藤したりする時期もあると思う。 でも、子どものうちに「常に自分であれる」という癖がついてると、振り子が外れるほどはブレない。
子どもは自分で学び育つのだ。 親が大人が要らんことを押し付けなければね♪
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