前回の記事で、棚の枠を作るまでには至った。
家庭用の冷蔵庫と業務用の一番の違いはココ。 ドアの内側にポケットがない。
当初、ポケットも前回の記事同様に鉄の廃材で枠を作ろうと考えていた。
が、、、。
単純な平たい枠を作るだけでも、意外と手間がかかった。
そこで、この存在を思い出した。 これはベニヤ板をアルミの薄板でサンドイッチした廃材。
昔のアルミドアに使われていたもの。
この部分。 サッシ屋から、 「最近はこんなの使わんから、在庫してるの棄てるんやけど、要る?」 と言われて、かつてたくさんもらってた。
丸ノコ用直角定規を当てて、正確にカットする。
こんな風にポケットを作る。
今の冷蔵庫を参考にして、段の幅を決める。 一番下はペットボトルが入るように大きめ、一番上は卵用で小さめに設定する。
ただ、アルミ付きベニヤの小口が美しくない。 そこで、この存在を思い出した。 これは「見切り」という部材。 去年のリフォーム現場で使って覚えた。 それまではこんなものの存在すら知らんかったからねー。 その時の残りがあった。
12㎜の板にピッタリハマル。
ジャン! 縁取りがバッチリ決まった。
ここからがまた、リフォーム現場で覚えたスキル発揮。 キッチンパネル用の両面テープをこういう間隔でつける。
これがキッチンパネル用ボンド。 昔のキッチンはシンクやガスレンジ周りはタイルだった。 最近は全てキッチンパネルという不燃性のツルツルの板を張る。
こんな感じでボンドをつける。 要するに両面テープで貼り付けている間にボンドが乾いてガッチリつくという訳。
ジャン! 右が冷蔵、左が冷凍。
何とーーー!!! 数ミリ当たって、閉まらない、、、。
サンダーで磨いて。
ホッ。 ちゃんと閉まるようになった。
実はこのドアのポケットだけでも、2日は費やした。 記事にすると、テキパキとスムーズに出来てるように自分でも思えてしまう。
しかし前回も書いて繰り返しになるが、そうスマートにいくもんじゃあない。 今回も例外なく、しばらく手を止めて悩む事しばしば。
そもそも自分の家は廃材で作る家で、 「テキトーでいいじゃん!」 というノリでセルフビルドしてきた。
でも、仕事として請け負ったリフォーム現場のお陰で、プロの建築屋と同等の仕事もこなせるようになった。 そのノウハウがまたこうして、自分の生活のためのちょっとした改造に活かせる。
そういうスキルも身につけつつも、 「自分家はやっぱテキトーでいいじゃん!!」 と強く思う。
フロア材買ってきて、フローリング張ったり、 石膏ボード張って、クロス屋に仕上げてもらったり、 天井の張替えや照明器具の取替え、 既存の風呂を解体して、ユニットバスに入れ替えたり、 ボットントイレを水洗トイレにしてみたり、 新品のドアにレバーハンドルつけたり、、、。
そういった、表面的にコギレイに仕上げるのはたやすいと思えるようになった。
そういうスキルに、廃材を使うセンスを乗じるのだ。 このオリジナル感が超オモロイ。
やっぱ、自分独自の発想を形にしてゆく事ぐらい楽しい事ないんちゃう!!!
廃材天国HP http://haizaitengoku.com/
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