久しぶりの手打ちうどん。 お客があった時にやる事が多いけど、昨日は家族だけで。
最近野遊は年末に来廃した「なかや」のフタバくんと、手打ちうどん作りについてメールでやりとりしてる。
なかや来廃の時のうどん作り http://kadoya.ashita-sanuki.jp/e717706.html
うちでのうどん打ちで開眼した彼らはしょっちゅう打ってるとか。
一番重要な「水回し」の工程。 一人が少しづつ塩水を入れて、もう一人は勢いよく混ぜる。
すぐに捏ねずに、このまま少し休ませる。 その後に踏みの工程。
打つのは慣れたもの。 手際よく延ばしてゆく。
90°回転と裏返し。
タタミ工程。
切り工程に入ると、土歩が次のを打ち始める。
最初は短いのし棒で延ばし始める。
ちゃんと一人で最後まで打てるようになってる。
こちらはまだ練習中。 僕と一緒に打つ。
切った後は丁寧に粉をふるい落す。
大人数の時は外の移動式カマドで茹でるけど、家族だけなら薪ストーブでいける。 ただ、上のフタを外して直火にかけて、相当ジャンジャン焚いて強火で茹であげる。 うどんを入れてから再沸騰する時間がかかり過ぎるといけない。 タレは3種類。 昆布、いりこ、干し椎茸から出汁をひいて、野遊が2つ、土歩がひとつ作った。 野遊のは塩、醤油、みりんのスタンダードなのと、それに練ゴマを入れたもの。 土歩はラーメン風に、にんにく、ショウガ、ネギ、ゴマ油、すりゴマ。
まずは釜揚げ。
薬味はネギ、ショウガに加え、ゆずコショウや刻み海苔、ラーメン風のに自家製ラー油と色々準備しておく。 今回はうどんを打つ所からタレまで完全に子どもたちだけでやった。 作った本人も「美味い!」を連発。
これはやや細麺で水で締めた「ザル」。
土歩考案のラーメン風もバッチリ美味しい。
自分で美味しいものを作れる。 この子らにからすれば当たり前の事。 食べたいから作る。 自分好みに。
自分のための手作りには効率も採算も関係ない。 かと言って、日常の食事にアホ程テマヒマかけられない。
しかし、やればやる程手際よくスムーズに作れるようになる。 経験して自信がつくと「買った方が安い」という騙しにも誤魔化されない。
そのために道具や設備も考えるようになる。 ここがセルフビルドの要なのだ。 自分の使いやすいキッチンなり家。
何のための家だ? 自分が快適な生活がおくれるため以外の何ものでもないぞ! うどん打ちから家の構造まで話しが及ぼうとも、飛躍でもなけれな大袈裟でもない。
この大袈裟な感動のために、この生活があるのだから。
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