さすがに、ここ香川の瀬戸内沿岸という温暖な地域でも、 毎日一日中まきストーブが焚けるようになった。

廃材の薪の供給はいくらでもあるが、薪を切るというのが一仕事。 なので、出来るだけ短くしなくてもいいように大きくした。
だが!
今年は「廃材天国」が名前負けする事態に!!
いつもは解体屋から来た廃材をチェーンソーで切った薪を累々と山積みにしてある。 その廃材の薪のストックが少ないのだ、、、。
トタンで養生したA級の廃材はあるが、肝心の薪用の廃材のストックが少ない。 ソコソコはあるが、春まで毎日焚き続けるには相当な量が必要になる。
早速、解体屋の社長に電話。
じ「また、風呂木お願い出来ますかねー!」 解「はいはい!何車ぐらい?」 じ「当面、ストックがほぼないんで、何車でもお願いします!!」 解「出たら電話するわな。」
解体屋の皆さんは、焚き物としての廃材の事を「風呂木」と呼ぶ。 ウチ以外に需要があるのでが、お風呂屋さん。 今でも解体屋の廃材を燃料にして銭湯のお湯を沸かしてるそうな。 そりゃ、労力はかかるが、燃料代がタダって魅力的!
そう。 そもそもは、備前焼で修行して窯焚きの燃料として貰い始めた廃材。 「こんなにあるなら、家でも作れるんちゃう??」 という冗談が現実化したのが、この廃材天国。
今では、冬の薪ストーブは暖房と調理を兼ね、夏でもステンレスカマドで廃材を燃やす。 五右衛門風呂も一年中毎日焚いてる。










それから、煙突が長いのとストレートに屋根出ししてある。 この事が薪ストーブの煙を排出する、いわゆる「引き」がいい事に繋がる。





廃材利用のエネルギーの自給はとっても楽チン。 山から薪を集めてくる労力に比べると、 電話一本で持ってきてくれる解体屋の廃材をチョチョイとカットして積み込むだけ。 後は毎日積み込んだ山から廃材を取っては燃やす。
その動線にも無駄は禁物。 家の中心に薪ストーブがあるのはカッチョイイが、うちのように入り口に入ってすぐだと、 薪をくべる時や灰を出す時の木屑や灰が落ちてもすぐに掃除出来る。 このメリットは毎日の事なのではかりしれない。 めんどくさい事は長続きしないのだ。
廃材を手軽に集めて、毎日一日中焚くには、こういうスムーズな流れを構築する事。 これに尽きるぞ!
人間一人の労力には限界がある。 周りに声を掛ければ、このようにしてタダのエネルギー生活を満喫出来るんだ。
天ぷらカーにしても同じだが、声を掛けて油を集める労力を惜しまなければ、燃費ゼロを実現出来る。 タダより高いもんはない?? これを覆すのが、自分なりの工夫と段取り、いい意味でのこういうルーティーンを作り上げるのだ!!
タダ最高!! 廃材最高!! それをしたたかに利用する強欲なスタイルがクール!!!
一時期は、エネルギー問題が深刻になれば、こんなに潤沢に廃材を入手出来るんだろうか?と心配になった事もあった。 でも、実際には持ってきてくれる解体屋や、天ぷら油をくれる飲食店が引く手数多で、もらいにくくなる事はなかった。
もし仮にそうなった所で、また新たなな廃材入手ルートを見つけるまでだ。 また、その開拓の探求が楽しくってしかたがないーーー!!
その時々での臨機応変な対応。 直感と即興のぶっつけ本番。 この瞬間瞬間こそに、生きてる実感を脈々と感じられる。
ああ、、、。 つくづく、この棄てられてゆく産廃を利用し尽くす廃材ライフは天国だ!!!
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